平成の世との別れのとき。
そのさよならの向こう側に、燻るように、しかしギラギラと輝き続ける昭和が、
確かに私たちを照らしているのを感じる。
失われゆく昭和よ、来たるべき次代を照らす文化とならんことを。
音楽、ファッション、映画などのサブカルを中心にヴィンテージまみれの青春を20年以上ひた走る「おじさん女子」2人組L’amritaが、昭和歌謡の世界を、令和を迎えた日本を舞台に繰り広げます。

デパートにある中華レストランみたいな「清龍苑」

この日最初に目指したのは、下北沢と三軒茶屋を結ぶ茶沢通りにある街の中華屋さん「丸長」
ボリューム満点、いつも近くの現場で働く工事の方たちが次々に入っていくのですが…
なんとこの日は臨時休業!

ということで、急きょ下北沢駅北口にある中華屋さん「清龍苑」にお邪魔しました。
駅前のピーコックストアのあるビルの2階にあります。
下北沢は小さな町でもちろんデパートなんてないんだけれど、ここはこの町で唯一、昭和の百貨店の雰囲気が感じられる建物です。

このお店はご近所にお住まいのお年を召した紳士淑女やご家族連れに大人気のお店。
大人がゆっくり食事を楽しめる雰囲気、しっかりした接客、オーソドックスなおいしさが光ります。

この日は昭和な雰囲気を増すために、チャーハンをわざわざドーム型に盛っていただきました。
夏だから冷やし中華も要チェック!

2人には、デパートのレストラン街でいつもよりちょっとリッチなランチを楽しみながら、今日はどんなことをして過ごそうか?と相談するというシーンをお願いしました。
佐野さんの上品な所作は日舞のお稽古の賜物でしょうか?

亭主関白したい年下彼氏に甲斐甲斐しく尽くす年上彼女を、素敵に表現してくれました!

ランチを済ませた我々、これから下北沢の街へ繰り出します。
ちょっと不思議なこの2人組×2=4人組、次はどこへ行こうかな?
次回更新は9月13日(金)です!お楽しみに♪

モデル協力:東京ミルクホール(劇団)

www.tokyomilkhall.com

2003年9月旗揚げ。女人禁制の男の園。
≪最高に好感をもって呆れられる舞台≫を構築し、「若手演出家コンクール2004」(日本演出者協会主催)で最優秀賞を受賞。
2014年、第20回本公演をもって解散を宣言するも、イベントなど地下活動を継続中。
劇団事務所には、本公演再開を望むハガキの山がうず高く積まれている。2017年、再始動。

【次回公演】
東京ミルクホール第23回本公演「レッツゴーギャング」
2019年10月9日(水)〜14日(月・祝)
下北沢 小劇場B1

モデル:佐野バビ市(脚本家/舞台演出家/俳優/女装家/劇団主宰)

twitter.com

演出家・喰始(WAHAHA本舗)、荻田浩一(宝塚歌劇団)に師事したのち劇団東京ミルクホール旗揚げ。
日本演出者協会・若手演出家コンクール最優秀賞受賞。
役者バンド「こころは三河」でギターと司会を担当。

モデル:新城侑樹(俳優)

twitter.com

国立舞鶴工業高専 機械工学科 3年次修了
立教大学文学部史学科 卒
大学在学中は演劇サークルに所属。
社会人生活を経て、2012年5月東京ミルクホール入団。
012年9月公演『たけしの挑戦状』以降、全ての本公演に出演。
どんな要求にも100%で応えるべく率先して無茶をするメンタリティ、演技力を勢いと運動量でカバーする姿勢には賛否両論あり。
広くて浅いオタク知識を活かしてチャンマツ(同劇団研究生)と始めたポッドキャスト番組『東京ミルク放送局』を2015年3月より毎週配信中。

写真・文:L'amrita(ラ・ミュリタ)

写真家・齋藤真理と文筆家・早川瑞穂からなる創作ユニット。なんでもない毎日を、ちょっとロマンティックに、ノスタルジックに。『すべてのひとがそれぞれの物語の主人公』をテーマに活動する女性ふたりの創作ユニットです。昭和レトロ、ヴィンテージ、60年代~70年代の音楽や映画など、ふたりの趣味を活かした懐かしくて温かみのある雰囲気の作品作りを得意としています。

www.lamrita.tokyo

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