本誌・月刊カメラマン連載「ジャンル別講座 ネイチャー・フラワー」で講師を務め、作品制作はもちろんのこと、各雑誌への寄稿や写真教室の講師など精力的に活躍中の写真家・並木隆さんの連載「写真家になるまで」が「KITTgogo」とのクロス連載により「Webカメラマン」でも好評展開中!「ドッグフードがおかずだった」という第3話は強烈でしたね。今回はその続きです!

まだまだ未熟なオレに花の写真で仕事くれるだけで、もう感謝するしかありませんでした。ひとつの花で見開きを含めて3ページ分ですから、たくさんのバリエーションを撮らなきゃいけないってプレッシャーはかなりありました。

でも、好き勝手に撮っていたときから考えて撮るようになり、これを境に自分の好きな花の作品ってなんだろう? ということを考えるようになりました。

そして1996年8月号の月刊カメラマン、85ページにラベンダーを撮影した3ページが掲載されたのでした。ここからですね、花の写真家 並木隆がスタートしたのは。
続く…。

▲月刊カメラマン1996年8月号。カバーガールは中山エミリさんでした。

写真と文:並木隆さん

1971年東京生まれ。高校生時代に
写真家・丸林正則氏と出会い、写真の
指導を受ける。東京写真専門学校
(現:東京ビジュアルアーツ)中退後、
フリーランスとなる。
花や自然をモチーフにした作品を
発表し続けている。現在は各種雑誌誌面への
寄稿や写真教室の講師などでも活躍中。