平成の世との別れのとき。
そのさよならの向こう側に、燻るように、しかしギラギラと輝き続ける昭和が、
確かに私たちを照らしているのを感じる。
失われゆく昭和よ、来たるべき次代を照らす文化とならんことを。
音楽、ファッション、映画などのサブカルを中心にヴィンテージまみれの青春を20年以上ひた走る「おじさん女子」2人組L’amritaが、昭和歌謡の世界を今現在の日本を舞台に繰り広げます。

きらびやかなシャンデリア近くのお席で女子会

そろそろ本腰入れておしゃべりに興じようかとやって来たのはこちらの有名店「純喫茶 丘」
御徒町駅から2分ほど、駅から近い地下にあるお店です。
手を変え品を変え(?)たくさん店名が書いてあるところが個人的にとても好き。

階段を下りて「丘」とはこれいかに…地下のお店へと誘う階段がまたとてもゴージャスです。
いたるところに過剰なほどの豪華さを感じさせつつ、どこか上品な印象なのは、「丘」というすっきりした店名とその字体によるものではないか?と思うのですが…

私がこの喫茶店に興味を持ったのは現代演劇ポスター展に行った時。大きな会社に交じってこの「丘」の名がスポンサーとしてのっているものがあったのです。
モデルのかずみちゃんも、そのポスター展が気になっていたそう。そんなことからみんなの共通の趣味でもある音楽、演劇、ゴーゴーダンサーの話など、話題は尽きず…

私がポスター展を訪れた日の対談の話、かずみちゃんがJ・A・シーザーと悪魔の家にフルートで参加した時の話、かずみちゃんがサポートしているバンド、サロメの唇のために宇野亜喜良先生に描いて頂いたというグッズの話、音楽や古着についての情報交換…
かずみちゃんのアンテナの高さ、好きなものを追求する情熱に圧倒されつつ刺激を受けつつ、楽しいおしゃべりの時間は過ぎていきます。

ポスターに書いてあったコピーの通り「雄大な装飾」の店内を探検。
きらびやかなインテリアを見てまわるだけでときめきとおしゃべりがまたとまらない私たち。
私たちが訪ねたこの日は地下1階だけで営業しているようでしたが、また機会があればぜひ地下2階へもお邪魔してみたいものです。