シグマがIシリーズの新系譜「CL」第1弾となる「Sigma 50mm F1.4 CL DG | Contemporary」を発表した。発売は2027年早春。「F1.4の明るさと被写体を際立たせる豊かな質感描写を、小型軽量・高品位な金属ボディで実現した」と謳うこのレンズに、編集部がちょっと一言物申す!

シグマ 50mm F1.4 CL DG | Contemporaryはどんなレンズか?

シグマは、フルサイズ用大口径標準単焦点レンズ「Sigma 50mm F1.4 CL DG | Contemporary」を2026年10月23日に発表した。発売は2027年早春の予定で、正式な発売日と価格は未定。マウントはLマウント用とソニー Eマウント用。

同社のIシリーズ(総金属ボディの小型単焦点シリーズ)に加わる新しい系譜「CL」の第1弾にあたる。

レンズ構成は6群9枚で、現行のミラーレス用レンズでは珍しい全群繰り出し式を採用。3枚の非球面レンズと1枚のFLDガラスを配置する。徹底したシミュレーションにより収差を意図的にコントロールし、ピント面の柔らかさと後ボケのなだらかな変化を狙った設計だという。解像一辺倒ではなく質感描写に振った、近年のレンズとしては異色の方向性だ。

画像: シグマ 50mm F1.4 CL DG | Contemporaryはどんなレンズか?

全群繰り出し式は、インナーフォーカス(レンズ内部のみを動かしてピントを合わせる方式)と比べてフォーカシングユニットが重くなる。これに対応するため、同社は新AFアクチュエータ「RDD(Rotary Direct Drive)」を開発した。HLA(High-response Linear Actuator。同社のリニアモーター式AF駆動機構)で採用するマグネットとコイルを鏡筒の形状に合わせて円周方向に配置することで、外径を抑えつつ高トルクを実現している。

RDDがフォーカスレンズを直接駆動する構造を活かし、AF動作中にフォーカスリングを回すだけでMFへ自動的に切り替わる。AF/MFスイッチの操作が不要になる。

外装はIシリーズの総金属ボディを踏襲。ローレット加工のフードやフォーカスリング、絞りリング、マグネット式メタルキャップの同梱も引き継ぐ。CLシリーズでは新たに、最短撮影距離から無限遠までの距離目盛と、絞り値による被写界深度を目視できる被写界深度目盛を採用した。

気になるのは価格だ。現時点では未定だが、同じ50mmでIシリーズに属する50mm F2 DG DN | Contemporaryは、2023年4月の発売時で希望小売価格が税込110,000円。一方、上位Artラインの50mm F1.4 DG DN | Artは同年2月発表で税込152,900円だった。本製品はIシリーズ初のF1.4であり、全群繰り出し式を支える新アクチュエータRDDの開発コストも考えると、この2本の間、税込13万〜15万円あたりが妥当な線か。

シグマ 50mm F1.4 CL DG | Contemporary

製品名Sigma 50mm F1.4 CL DGContemporary
焦点距離50mm
開放F値F1.4
レンズ構成6群9枚(全群繰り出し式)
AF駆動RDD(Rotary Direct Drive)
マウントLマウント用/ソニー Eマウント用
耐環境性能防塵防滴に配慮した構造、撥水防汚コート
付属品レンズフード(LH520-04B/LH520-04S)、フロントキャップ(LCF-52 IV)、マグネット式メタルキャップ(LCF52-02MB/LCF52-02MS)、リアキャップ(LCR III)、ポーチ
発売日2027年早春(予定)
価格未定

シグマ 50mm F1.4 CL DG | Contemporaryに一言

FP2との組み合わせでは、けっこうの重さが感じられて、この辺をどう受け取るか。とまれラグジュアリー感はありました。(マロニエ)

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