OMは止まりませんぞ!?

編集部:ではOMのトドメということで…堅牢性について話そうじゃありまえんかー。レディ?
桃井:まあ、雨の日とかは気分的には楽ですよね。
赤城:だよね。今年の猛暑にしたって、一度もおかしなことにはならなかったから。
桃井:熱で止まったことあります?
赤城:OMはないかな。フジはありましたけど(笑)
曽根原:今年の夏は、フジもニコンもキヤノンも止まりました。
今浦:なんだ、どこも止まってたんだ(笑)
桃井:OM-1の動画を炎天下で長時間は使ってはいないんだけど、まだ止まったことはないかな。
赤城:OM-1は大丈夫なような気がするな。
曽根原:僕が使った(ニコン)Z 8は、30分くらいで最初の警告が出ました。
桃井:今年の夏に使っていて止まったのは、α6700です。それこそ15秒とか20秒くらいのやつをちょこちょこ休みながら撮ってたんですけど、さすがに炎天下だとアラートが出ましたね。
曽根原:あまり詳しくない人向けに、逆にわざと早く(警告を)出すようにしてるのもあるみたいですけどね。
今浦:知り合いの写真家さんは、炎天下の中でα7R Ⅴで写真を撮っていたら、予備としてカメラバックに入れてアスファルトの地面に置いていたEOS R8が止まっていたって(笑)。もう熱くなっててダメですーって。
曽根原:もしかしてOM-1は熱処理が上手いのかな。
今浦:センサーサイズの問題も大きいと思うな。
曽根原:ともあれ丈夫ですよね。
今浦:マイクロフォーサーズ全般の話になるけど、結局問題になるのがダイナミックレンジと色と高感度なんだよね。でも、高感度に関してはソフトがかなり頑張ってくれているので、昔とは今では全然状況が違ってる。そういう意味では、マイクロフォーサーズに追い風が吹いるとも言えるかも。
桃井:アプリで後処理まで使いこなせる人だったらね。
編集部:山田さんが良く言ってるDxOのPureRAWとかですね。
今浦:はい。あとはAdobeのAiノイズ除去もいいですね。
曽根原:先ほどハイレゾショットの話が出て、僕も含めて使うかって言われたら使わないってなったんですけど…。でも、実際に使いこなしている人にとっては、OMのハイレゾはどこよりも便利だと思うんですよ。
桃井:だいたい他社は三脚ハイレゾだからね。手持ちハイレゾっていうくくりになるとOMの存在が光ってきます。
今浦:カメラの中で完結してくれるしね。
曽根原:OM SYSTEMのハイレゾって優秀なんですよ。たとえば某社のだと、人間が感知できないぐらいのわずかな振動でも「失敗しました」ってのを連発してくる。すると、もうイヤになりますよね。OMはその辺がうまく考えられている。
今浦:現場で完成形が見えるのがいいよね。他社の「後でパソコンで処理してね」っていうのだと、そもそも持ち帰っていたのが失敗データだと、もうその時点で意味がなくなるから。
曽根原:いくら何億画素とか謳っていても、全滅したらお手上げ。
今浦:業務用として美術品とかを完全再現するのもいいけど、アマチュアが一切使えない機能になっちゃっているのはどうかと思う。
曽根原:普通の三脚じゃダメなんですよ。写真館で使うようなガッシリしたやつじゃないと。フィールドで使えるようにしたっていうのはすごいことだけど、条件が厳しすぎるから僕にも使えない。
編集部:その辺、OMは操作も含めてお手軽ですよね。仕上がりに関してはアバウトな面もあるみたいだけど(笑)
桃井:OM-1になってからかなり処理時間が短縮されたしね。
編集部:そうなんです。なので、ついでにちょっと試しておくか、みたいな感じにはなっている。開発者インタビューでも、構えないでぜひ使ってみてくださいって言われた。
桃井:こういった機能って、実際に買っている人でも気づいていないことが多いからね。面白いし、欲しい人にはメリット大きいんだけど地味なんだよね。
編集部:その辺、もうちょっと広めたいですよね。OMの強みにできたらいいのに。
赤城:たとえ最新のセンサーでなくても、アピールできることは沢山あるんですよ。
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