「大三元ウンヌン」はもうやめないか?

阿部:70-200mmは、今ではテレコンバーターとの組み合わせで便利に使えるレンズ、ってところかな。昔ほどの需要はないというか。僕個人としては、もうポートレート中心ではないから70-200mmのF2.8よりも、もう少し暗くてもいいから300mmまでいってくれたら便利に使えると思う。「大三元」って言い方は好きではないから使いたくないんだけど、僕の中ではほぼ崩壊しています。標準系だったら24-120mmF4でいいし、14-30mmF4だってある。今言った新しい70-300mmが出てきてほしいし…あとは100-400mmとか。仮に今ポートレートを撮るとしたら、70-200mmよりも85mmF1.8を使いたいかな。
桃井:70-200mmF2.8って、昔はポートレートの鉄板のレンズだったけど、近年だとこのレンジは単焦点で、っていうイメージになってきてるよね。今となってはズームレンジにしても決して広いわけじゃない。
阿部:狭いのよ。なんかモデル撮影会のためのレンズみたいな感じ。
桃井:確かに。そういう用途だと、今でもすごくいいレンズではある。でも1対1で撮るようなケースだと、別に70-200mmでなくてもいい、っていうのは率直に思いますね。
阿部:モデル撮影会とかポートレート以外で考えると、なんかちょっと短いな、中途半端だなってなるんです。
桃井:となるとせめて250mm、さらにいうと300mmまで欲しいですね。
阿部:だよね。やっぱり70-300mmとか思っちゃうんだよね。
編集部:70-200mmは昔ほど鉄板じゃないってことですね。
阿部:これはニコンだけの問題じゃなくて他のメーカーでも全部そう。なんか大三元、大三元とか言わないほうがいいよって感じ。そもそも大三元って言葉そのものが嫌いなんで(笑)
山田:いつまで続くのかね。
豊田:当分続くんじゃないですか。
阿部:まだ言ってる人はいるよね。ジジイから見てもさすがに古臭いって感じるから。そもそも麻雀なんかもう誰もやってないと思うんだけど(笑)
桃井:語源がまったく意味がない、というか脈略のない言葉ですからね。
阿部:最近だとメーカーの人でも使っているよね。
桃井:どうよって思いますよね。
山田:少なくともF2.8ズームとかF4ズームでいいんだよ。
桃井:僕は広角から望遠の通しズームはトリプルズームと言ってます。
山田:そう。他の切り口で言って欲しいな。
桃井:下品じゃないですか。なんか。
阿部:超下品だよ! おまえに言われたくないって言い返されそうな気がしないでもないけど(笑)
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