東京・銀座ニコンサロンにて、野口健吾さんの写真展「庵の人々 The Ten Foot Square Hut 2010-2019」が11月12日(火)まで開催中です。
野口さんは、都心の喧噪や慌ただしい毎日から離れ、公園や河川敷、道路などに自分の住まいを作り、生きる選択をした人々との出会いと対話を重ね、撮影を続けます。

開催内容より

都市の片隅に生きる人々の撮影を続け、10年が経とうとしている。そこには普段見過ごしていて目にすることのない、多様な人間模様や生活空間が広がっていた。家、小屋、寝床、ブルーシート、テント…どれともつかない彼らの住まいを私は“庵”と名付けることにした。

出会いと対話を重ね、人とその庵を撮影していくほどに、“野宿者”、“ホームレス”という言葉は解体され、生活、時間、環境、社会、自由、公共…など実に様々な考えや思想が交差していく。
淡々と都市の狭間で生活をし続ける人々。常に移り変わっていく季節、風景。現代社会や自己の中にあるバイアス。何気なく過ごしている日常生活について、さらには人の生き方や存在について、静かに問われている気がする。(野口健吾)

画像: 写真家、野口健吾さん。

写真家、野口健吾さん。

都心の片隅に生きるということ

野口さんは、都市の片隅に生きる人々の撮影を続ける中で、彼らの住まいを“庵”と名付け、そして“仮の宿”とも呼んでいました。
“庵”は、「いおり」「あん」と読み、「草ぶきの小さな家」を表す言葉でもあり、古くは歌人や文人など浮世離れした者や僧侶、尼が、世俗から離れ静かに暮らす質素な佇まいの小屋を意味します。

野口さんが10年に渡り、撮影を続け発表した本展「庵の人々 The Ten Foot Square Hut 2010-2019」。人間や、生きとし生けるものが、本来、自分の生活空間に求めるものは異なっていて当然なのかもしれません。時の流れや季節、環境などで、私たちの生活が移り変わっていくことも必然なのかもしれません。それでも、そこには生きている限り「生活」があります。
1人1人が願い望む本当の自由や生活とは何なのか、自分自身が望む本当の自由や生活は何なのか、そして生きることはどういうことなのかを、写真展を見終えてからも自分に問い、思いを馳せるような写真展です。

画像: 会場風景。野口さんが都市の片隅に生きる人々との出会いと対話を重ね、約10年をかけて撮影を続けた写真から、53点が展示されています。

会場風景。野口さんが都市の片隅に生きる人々との出会いと対話を重ね、約10年をかけて撮影を続けた写真から、53点が展示されています。

画像: 会場には、野口さんが撮影した河川敷に住む男性からの手紙も。 男性が河川敷停留所と呼ぶ空間のその背景には巨大な都心のビル群が立ち並びます。

会場には、野口さんが撮影した河川敷に住む男性からの手紙も。
男性が河川敷停留所と呼ぶ空間のその背景には巨大な都心のビル群が立ち並びます。

画像: 本写真展と同タイトルのZINE「庵の人々 The Ten Foot Square Hut 2010-2019」も販売中です。 野口さんは次回写真展「ALONG THE WAY」(エプソンスクエア丸の内・エプサイトギャラリーで、2020年1月6日から1月20日まで)の開催も控えています。野口さんがインドを旅する中で、野口さんご自身と同じように旅する人々と出会い、その出会いの中で撮影を続けた作品です。

本写真展と同タイトルのZINE「庵の人々 The Ten Foot Square Hut 2010-2019」も販売中です。

野口さんは次回写真展「ALONG THE WAY」(エプソンスクエア丸の内・エプサイトギャラリーで、2020年1月6日から1月20日まで)の開催も控えています。野口さんがインドを旅する中で、野口さんご自身と同じように旅する人々と出会い、その出会いの中で撮影を続けた作品です。

展覧会情報

野口健吾写真展「庵の人々 The Ten Foot Square Hut 2010-2019」

【東京】
会期:2019年10月30日(水)~2019年11月12日(火)まで
会場:銀座ニコンサロン
住所:東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA 1階  
電話:03-5537-1469
開館時間:10:30~18:30(最終日15:00まで)
休館日:日曜日

【大阪】
会期:2019年11月21日(木)~2019年12月4日(水)まで
会場:大阪ニコンサロン
住所:大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト·オフィスタワー13階
電話:06-6348-9698
開館時間:10:30~18:30(最終日15:00まで)
休館日:日曜日

トークイベント

【東京】
日時:2019年11月9日(土) 17時~18時
会場:銀座ニコンサロン(入場無料、予約不要)
ゲストに、大学の社会学の恩師である三浦雅弘(元立教大学社会学部教授)さんをお迎えして、野口健吾(写真家)さんとのトークイベントが開催されます。

野口健吾(ノグチ ケンゴ)さんプロフィール

1984年 神奈川県生まれ。立教大学社会学部卒業、東京藝術大学大学院美術研究科修了
2016年 ポーラ美術振興財団在外研修員(インド)
2017年 吉野石膏美術振興財団在外研修員(アメリカ)

[個展]
2016年 「Your Life Is Not Your Own」黄金町エリアマネジメントセンター/神奈川
2016年 「Family Affair」新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン/東京・大阪
2015年 「Live Your Own Life」Bright Photo Salon/東京

[主なグループ展]
2014年 「Installation Studies」undo/東京
2013年 「Portrait Jam:Humans,we are.」アキバタマビ 21/東京
2013年 「HUMONIUM vo.2」オーディトリウム渋谷/東京
2012年 「Guimarães nocnoc」plataforma das artes guimarães/ポルトガル
2012年 「第7回 写真 1_WALL 展」ガーディアンガーデン/東京

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