小曽納久男写真展「青い狩人 翡翠」が9月4日(水)までキヤノンギャラリー銀座にて開催中です。長年、ライフワークとして白鳥・野鳥を撮影し続ける写真家の小曽納久男さんは、翡翠(カワセミ)の宝石のように輝く、青く美しい姿と共に、野生と躍動感に満ちた一瞬一瞬の姿も写し撮ります。

翡翠(カワセミ)の美しさと、野生に生きる魔物の表情

青く美しい姿をもつ翡翠。その美しく愛らしい姿とは対照的に、水面下の獲物を狙う時は、時速100kmで飛び込むといわれています。獲物を狙う姿はまさに狩人。
獲物を捕らえる瞬間、翡翠の目は半透明の瞬膜で覆われ、まるで魔物を思わせる表情だと小曽納さんはおっしゃいます。
それでいて、翡翠の性格は臆病で警戒心が極めて強く、人間の姿を見るとすぐに逃げてしまうそうです。翡翠に近付いて撮影することは難しく、小曽納さんはブラインドテントを張り、朝早くから長い時間をかけてシャッターチャンスを狙うのです。

画像: 写真家 小曽納久男さん。翡翠が一瞬一瞬に魅せる美しい形と色を写し撮ることで、野生が生きる力と躍動を感じてもらうことができればと、作品の発表に至ったそうです。

写真家 小曽納久男さん。翡翠が一瞬一瞬に魅せる美しい形と色を写し撮ることで、野生が生きる力と躍動を感じてもらうことができればと、作品の発表に至ったそうです。

画像: 展覧会場風景。会場では、写真作品と共に、映像作品としても翡翠の姿も見ることができます。

展覧会場風景。会場では、写真作品と共に、映像作品としても翡翠の姿も見ることができます。

画像: (中央)「ナショナル ジオグラフィック日本版」2018年9月号の表紙の翡翠は、小曽納さんの撮影によるもの。(右)「青い狩人 翡翠」の写真集も会場でご覧いただけます。

(中央)「ナショナル ジオグラフィック日本版」2018年9月号の表紙の翡翠は、小曽納さんの撮影によるもの。(右)「青い狩人 翡翠」の写真集も会場でご覧いただけます。

小曽納久男写真展「青い狩人 翡翠」展覧会情報

会場:キヤノンギャラリー銀座
住所:東京都中央区銀座3-9-7 TEL:03-3542-1860
会期:2019年8月29日(木)~9月4日(水)
開館時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
休館日:日曜日、祝日

小曽納 久男(オソノウ ヒサオ)さんプロフィール

昭和60年、DIGITAL PHOTO SERVICEを設立。風景撮影からスタジオ撮影までを手がける。ドローンを使用した映像は、テレビや映画で使用されている。また写真展やラジオ番組を行いながら、高校の非常勤講師として写真を教えている。ライフワークとして、地元の白鳥・野鳥を撮影。

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