小曽納久男写真展「青い狩人 翡翠」が9月4日(水)までキヤノンギャラリー銀座にて開催中です。長年、ライフワークとして白鳥・野鳥を撮影し続ける写真家の小曽納久男さんは、翡翠(カワセミ)の宝石のように輝く、青く美しい姿と共に、野生と躍動感に満ちた一瞬一瞬の姿も写し撮ります。
翡翠(カワセミ)の美しさと、野生に生きる魔物の表情
青く美しい姿をもつ翡翠。その美しく愛らしい姿とは対照的に、水面下の獲物を狙う時は、時速100kmで飛び込むといわれています。獲物を狙う姿はまさに狩人。
獲物を捕らえる瞬間、翡翠の目は半透明の瞬膜で覆われ、まるで魔物を思わせる表情だと小曽納さんはおっしゃいます。
それでいて、翡翠の性格は臆病で警戒心が極めて強く、人間の姿を見るとすぐに逃げてしまうそうです。翡翠に近付いて撮影することは難しく、小曽納さんはブラインドテントを張り、朝早くから長い時間をかけてシャッターチャンスを狙うのです。
小曽納久男写真展「青い狩人 翡翠」展覧会情報
会場:キヤノンギャラリー銀座
住所:東京都中央区銀座3-9-7 TEL:03-3542-1860
会期:2019年8月29日(木)~9月4日(水)
開館時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
休館日:日曜日、祝日
小曽納 久男(オソノウ ヒサオ)さんプロフィール
昭和60年、DIGITAL PHOTO SERVICEを設立。風景撮影からスタジオ撮影までを手がける。ドローンを使用した映像は、テレビや映画で使用されている。また写真展やラジオ番組を行いながら、高校の非常勤講師として写真を教えている。ライフワークとして、地元の白鳥・野鳥を撮影。