日頃の読者の皆様のご愛顧にお応えして、月刊カメラマン2018年5月号で実施した、メーカー各社の人気商品「創刊40周年記念! モニター & BIG プレゼント!!」。当選者の方から使用レポートが届きました。今回は「富士フイルム X-E3 +XF23mmF2キット」 を高橋直文さんがレポートします!
画像1: fujifilm.jp
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画像2: fujifilm.jp
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X-TransTM CMOS IIIセンサーとX-Pro cessor Proを組み合わせて優れた写真画質 を実現、ミニマリズムを追求した軽量コン パクトボディながら軽快で機能性を兼ね備 えたミラーレス。シリーズ初となる Bluetooth対応。■実勢価格:11万3960円 ※実勢価格は2018年5月号誌面掲載当時の価格です。

画像1: <創刊40周年記念モニターレポート> 「一眼レフから脱脚!? 今なら“軽さこそ正義”だと言いたい!」 富士フイルム X-E3 +XF23mmF2キット●高橋直文(岩手県)

▲XF56mmf/1.2で撮りました。控えめにPROVIA・絞りF2ですが、フルサイズに負けないボケ味が出せていると思います。

画像2: <創刊40周年記念モニターレポート> 「一眼レフから脱脚!? 今なら“軽さこそ正義”だと言いたい!」 富士フイルム X-E3 +XF23mmF2キット●高橋直文(岩手県)

▲レンズキットのXF23mmF2で撮りました。このように背景も入れるスナップには持って来いのレンズですね。

画像3: <創刊40周年記念モニターレポート> 「一眼レフから脱脚!? 今なら“軽さこそ正義”だと言いたい!」 富士フイルム X-E3 +XF23mmF2キット●高橋直文(岩手県)

▲XF90mmf/2で撮りました。このようなマクロっぽい写真も撮れ、解像度も凄くてビックリでした。

画像4: <創刊40周年記念モニターレポート> 「一眼レフから脱脚!? 今なら“軽さこそ正義”だと言いたい!」 富士フイルム X-E3 +XF23mmF2キット●高橋直文(岩手県)

▲XF56mmF1.2開放で撮った多重露出写真です。このような写真がファインダーや液晶モニターで調整しながら撮れてしまうところがミラーレスの良いところですね。

画像5: <創刊40周年記念モニターレポート> 「一眼レフから脱脚!? 今なら“軽さこそ正義”だと言いたい!」 富士フイルム X-E3 +XF23mmF2キット●高橋直文(岩手県)

▲XF23mmf/2を装着しアドバンストフィルターのダイナミックトーン選択で撮りました。遊び心を満たしてくれる機能だと思います。

画像6: <創刊40周年記念モニターレポート> 「一眼レフから脱脚!? 今なら“軽さこそ正義”だと言いたい!」 富士フイルム X-E3 +XF23mmF2キット●高橋直文(岩手県)

▲XC15-45mmを装着しダイナミックトーン選択で撮りました。広角15mm撮影です。

富士フイルム X-E3はコンパクトなボディに十分な撮影能力を備えており、シンプルでレトロなデザインが気に入っています。重いレフ機を使うことが激減、軽さとコンパクトさは正義です。以下、インプレッションを書きます。

画質
ニコンやキヤノンで出せない色が得られる!

フィルムシミュレーションを使いたくてモニターに応募しました。普段はPROVIA、他にCLASSIC CHROMEを好んで使います。CLASSIC CHROM&グレインエフェクト弱で撮る渋い写真が良い感じですね。ニコンやキヤノンで出せない色が得られる感じがします。

操作性
絞り環調整は大いに助かります

ニコンでも絞り環利用なので、絞り優先撮影時、富士フイルムの絞り環調整は大いに助かります。メニューは縦配列でニコンに似て使いやすいですし、Qボタンが意外と便利です。

また、EVFで撮影結果を確認しながら撮ることの便利さが良くわかりましたし、ファインダーが左側だと両目撮影しやすいですね。ドライブダイヤルで選択する多重露出のやり易さにも感激しました。

X-E3はレンジファインダー型で操作ボタンが右側に集中しており、フォーカスレバーによるシングルポイント移動など、十字キーがなくてもX-T20より使いやすいです。

レフ機に劣るのはホールド感だけですが、互換品ボトムハーフケースを付けて安定性を向上させました。さらにGeeSoアルミニウム合金シャッターボタンを装着したら、とても良い感覚でシャッターを切れるようになりました。液晶が3方向チルトだったら満点ですが、欲張り過ぎですね。

バッテリー・携帯性
電池の持ちが唯一の改善希望点

私が持つニコンの各機種は1日バッテリー1~2個で足りますが、このカメラは3個目まで必要になる時がありました。互換品を含め4個所持体制ですが、電池の持ちが唯一の改善希望点ですね。

また先日、一眼フルサイズを持ち出そうとしましたが、持って止めました。DOMKE F-6BBにレンズ数本とGodoxの軽量フラッシュを入れても、ニコン D3s&AF-S24-120mmF4本体より軽い感じがします。

XF56mmf/1.2で撮る写真がフルサイズに負けないボケとシャープさを出すので、もうレフ機の出番はないかもしれません。

画像1: バッテリー・携帯性 電池の持ちが唯一の改善希望点

▲K&Fのアダプターを着けてNikon AF-S Micro 55mmF2.8で撮りました。手持ちシャッタースピード1/125手ブレ補正なしですが、MFアシスト利用でここまでピント合せを追い込めました。

画像2: バッテリー・携帯性 電池の持ちが唯一の改善希望点

▲XF56mmF1.2開放で部員生徒が撮りました。撮った本人が感動したポートレートで、県の高総文祭写真展で入賞しました。

総評
「重いカメラはブレなくて良い」から「軽さこそ正義」に変化!

「重いカメラはブレなくて良い」と周りに言ってフルサイズのレフ機を使っていましたが、今なら「軽さこそ正義」だと言います。

フィルムシミュレーション機能は個性的で画質は素晴らしく、富士フイルムのレンズは写りが良く優秀で高級感があります。XF56mmf/1.2やXF35mmf/1.4で撮るボケ味が、フルサイズでなくても大丈夫だと思わせてくれました。

コンパクトなX-E3は買って後悔しませんから、皆さんもぜひ使ってみてください。

高橋直文

画像: 高橋直文

高校教諭で写真部顧問をしています。2011年の震災後から本格的に一眼レフを使い始めました。それまではコンデジでちょっと撮る程度でしたが、部員生徒とともにニコンの震災復興技能講習会に参加してレフ機の魅力に取り憑かれました。昨年までは、重いカメラはブレないといってニコン D3sやD700を愛用していましたが、フィルムシミュレーションに興味を持ちX-T20レンズキットを購入。今回モニターのX-E3とともに使用し、すっかりFUJIユーザーとなりつつあります。趣味はスナップ撮影の他に古い洋楽鑑賞で、映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て涙を堪えられなかった50代です。

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