モーターマガジン社・写真部の永元秀和氏とアーティスト・風見規文のコラボ写真展。ギャラリーがひしめく銀座1丁目にて、明後日まで開催されています。
写真家歴40数年の集大成?=永元秀和氏
永元氏はモーターマガジン社・写真部の重鎮なのでよ~く知っております。で、氏が海外取材の際に撮り溜めた、クルマ関連の「ちょっとイイ」スナップが展示されております。まあ、クルマ雑誌の海外取材というとレースやメーカー関連の試乗会がメインだと思われますので、その合間に撮ったのでしょう。
ということで、どことなく緊張が緩んだ瞬間というか、仕事では使われない「裏メインカット」が全編モノクロ(オリジナルはカラーだったものをモノクロ変換したとのこと)で展開されています。個人的には「ルマンのレース中に迷い込んだ2CVおばさん」が秀逸でしたね。
タダモノではないことは一目瞭然=風見規文氏
ぶっちゃけ、氏の風体からはバロン・フォン・ラシクとかキラー・カーンをイメージしました。あるいは「マクギーくん。僕を怒らせると、大変なことになるぞ」みたいな…。でもって最近は「チェンソーをブン回して大木を切り刻んでいる(by永元)」とのことで、これだけでツっ込むのをヤメました。
が、お話してみると、ご本人いたってジェントル。そして写真はというと、これがカッコイイです! 赤外風、アウトフォーカス風、ニジミ、多重系…抽象的な大小様々なプリントが「パーマセル」でアバウトに貼られています。「エアコンの風でなびいたり、湿度で歪んりするのもいいじゃなですか」とご本人。これを変換すると「熱いんだから、短パンとサンダルのアナタが正解なんですよ」となりますね。きっと。