ソニーはEマウントの大口径で軽量なフルサイズ対応の超望遠レンズ､FE 400mm F2.8 GM OSSを2018年9月上旬より出荷開始する（7月3日10時より先行予約開始予定）｡受注生産で､価格は160万円（税別）｡
焦点距離は400mmで､17群23枚（フィルター1枚含む）と枚数は多めながら､重量2,895gと他社の400mm F2.8にくらべ1kgほど軽量となっている｡α9との組み合わせでも総重量3,568g｡
FE 400mm F2.8 GM OSS
FE 400mm F2.8 GM OSSの鏡筒はフルマグネシウム製で､軽量化と高い堅牢性を実現している｡マウント部はねじの本数を増やすことにより（従来4本から7本に）剛性と耐久性を高めている｡ソニー初となる蛍石の採用やEDガラスの採用で､軸上色収差や倍率色収差を徹底的に補正している｡またフロントに偏らない重量バランスを追求し､高い機動性を実現した｡さらに新開発のXDリニアモーターを2つ搭載し､新制御アルゴリズムにより､従来比約5倍の動体追従性能の高速､高精度AFを実現する｡
光学式手ブレ補正機構を搭載し､動きが不規則な撮影用のMode3をもつ｡またプリセットフォーカス･ファンクションの2つの機能を切り替え可能なファンクションリングやカスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンを搭載する｡
FE 400mm F2.8 GM OSSのレンズ構成図
フルマグネシウム製の鏡筒
ソニーα9に装着したFE 400mm F2.8 GM OSS
●レンズ構成：17群23枚（蛍石3枚､EDガラス1枚､フィルター1枚含む）●画角：6°10′●絞り羽根枚数：11枚（円形絞り）●最小絞り：F22●最短撮影距離：2.7m●最大撮影倍率：0.16倍●フィルターサイズ：φ40.5mm●最大径×長さ：φ158.1×359mm●質量：2,895g