月刊カメラマン誌2018年1月号から始まった写真家・曽根原昇さん(ソネちゃん)の「現代の銘玉吟味!」のWeb版です。本誌では紹介しきれなかった現行&最新レンズの魅力を曽根原さんに作例とともに語って頂きます。レンズに関する記事(解説)は月刊カメラマン誌3月号を是非ご覧ください。
今回は2012年12月に発売された、キヤノンEF24-70mm F4L IS USMです。レンズの詳細については以下URLをクリックしてご参照ください。
Lレンズらしく、広角端でも画面の隅々まで高コントラストで高い解像感
通常の撮影領域における描写性能ももちろん高い。キヤノンが誇るLレンズらしく、広角端でも画面の隅々まで非常にコントラストが高く解像感に溢れている。ズーム倍率に無理のない設計だからか、広角端にありがちな歪曲収差もよく抑えられており好印象だ。
通常領域の最短撮影距離も38cmと、このクラスのレンズとしてはかなり寄ることができる。望遠端の描写性能も文句なしで、絞り開放における中望遠らしいボケ味を十分に楽しむことができる。これだけの性能をもちながら600gに抑えられた本レンズとEOS 6D Mark IIとの相性は抜群によかった。