篠田岬輝さんの写真展「Portraits of 3/4 ounce」は8月26日(火)から8月30日(土)まで、キヤノンギャラリー銀座(東京・中央区)で開催される。「生物が死ぬとき、3/4オンス(21グラム)軽くなる。すなわち、魂の重さは3/4オンスであるといわれています」が写真展タイトルの由来だ。

篠田岬輝写真展「Portraits of 3/4 ounce」開催概要

開催日時2025年8月26日(火)~ 8月30日(土)​ 
10時30分~18時30分(日曜・月曜・祝日休館)
開催会場:キヤノンギャラリー銀座(アクセスは以下参照)
東京都中央区銀座3-9-7

トークイベント

開催日時:2025年8月26日(火) 19時~20時
会場:キヤノンギャラリー銀座
ゲスト:小野泰洋氏(自然番組プロデューサー/元NHKエンタープライズ)
定員:30名 ※参加費無料(申し込みは以下URLから)

篠田岬輝さんの本展への思い

自然と向き合って撮影していると、動物と人間は同様に、個性と意志を持った“存在”であるということに気づきます。
私は、動物たちの肖像写真を撮影しました。彼らの命と魂が、たしかにそこにあった証明として。被写体の大半は、すでに亡くなっていることでしょう。これは、いわば彼らの遺影です。
作品にするにあたって、私は彼らの“存在”を、もう一度体感したいと思いました。生物が死ぬとき、3/4オンス(21グラム)軽くなる。すなわち、魂の重さは3/4オンスであるといわれています。
私は、この重さに彼らの肖像を印刷することで、彼らの魂を実体化し、もう一度感じられるのではないかと考えました。そして、それは単なるイメージを超えた“存在”になる、と。
3/4オンスの肖像と相対したとき、私はそれが儚く軽いと感じるでしょうか、重みを感じるでしょうか。そして、あなたは何を感じるでしょうか。

篠田岬輝さんのプロフィール

1990年、東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、米国会計系コンサルティング会社に就職。
アフリカで目の当たりにした自然の雄大さに魅せられ、写真家の道を目指して独立。
2019年、数年にわたって1つのライオンの家族を追いかけて撮影した作品をまとめた初個展「Pride of Lions ~ライオン家族~」を開催。現在もアフリカ、アジア、北極圏・南極圏など、世界各地で自然の美しさと向き合いながら、撮影を行っている。
国際写真賞 The Prix de la Photographie, Parisで金賞を受賞。2024年 第2回 写真・映像作家発掘オーディション「GRAPHGATE」優秀賞受賞。