ライカSL3-Sは2460万画素裏面照射型CMOSセンサーを搭載するフルサイズミラーレスカメラ。最大5段の5軸手ブレ補正機能も備える。
AFに関しては像面位相差検出AF、デプスマップ（物体認識AF）、コントラストAFを融合させたAFシステムとなる。さらにAF-C&電子シャッター時に最大30コマ/秒の高速連写性能も併せ持ちライカ史上最も連写速度が速いカメラという。
基本的な外観や操作系はライカSL3とほぼ同じだが、LEICAロゴがブラックとなっている。
先に出たライカSL3との違いはマウント上部のLEICAロゴがブラックとなっているくらい
記録に関してはライカSLシステムとして初めて、コンテンツクレデンシャル機能を搭載し、画像の改ざんを防ぐことが可能に。記録メディアはSL2-SのSDカードのダブルスロットからSDカード＆CFexpressカード Type-Bとなった。さらにUSBケーブル経由で外付けSSDに直接記録も可能に。
上面もライカSL3と同じだが、アクセサリーシューにあるLEICA SL3-Sの文字がブラックとなっている
ISO感度範囲はISO50〜200000と幅広く、ダイナミックレンジは最大で15ストップを実現。
背面はSL3と同じで右手側に操作ボタン、ダイヤルが集中している
動画撮影機能も強化され、最大で6K/3：2のオープンゲートで動画の撮影が可能。また高速なCFexpressカードにも対応しているため、記録時間無制限で5.8K 30fpsのAppleProRes 422 HQ動画やC4K 60fps動画の記録もできる。
液晶モニターはSL3同様にチルト式となり、アングルの自由度が増している
ボディサイズ・重量もほぼ同じで、電子ビューファインダーもSL3と同様の576万ドット、0.76倍、背面液晶モニターもタッチパネル233万ドットチルト式。
記録媒体はSDメモリーカードとCFexpress Type Bを用意
インターフェイスは3.5mmマイク入力端子、3.5mmヘッドホン出力端子、HDMI端子とUSB Type-Cを装備する
ライカSL3-S SPECS
●型式：フルサイズミラーレス一眼カメラ
●撮像素子：CMOSイメージセンサー
●有効画素数：2460万画素
●記録媒体：SD/SDHC/SDXCメモリーカード（UHS-II対応）、 + CFexpressカード Type-B
●レンズマウント：ライカLマウント
●プロセッサー：Maestro IV
●手ブレ補正機能：最大5段の5軸手ブレ補正機能
●電子ビューファインダー：576万ドット、60 fpsまたは120 fps、0.76倍
●モニター：3.2型233万2800ドット、タッチパネル式
●シャッター：フォーカルプレーンシャッター/電子シャッター
●シャッタースピード：フォーカルプレーンシャッター：30分～1/8000秒、電子シャッター：60秒 ～ 1/16000秒
●露出モード：プログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、マニュアル
●ISO感度： ISO100〜ISO200000（オート時）
●バッテリー：充電式リチウムイオンバッテリーライカBP-SCL6
●大きさ：141.2×108×84.6mm
●重さ：約768g（バッテリー、SDカード含まず）
●価格：91万3000円（ライカオンラインストア価格・税込）