2024年10月12日、ニコンミュージアムがニコン新本社のある東京都品川区西大井に移転し、リニューアルオープンする。

リニューアルオープンするニコンミュージアムは約1300点の技術や製品をエントランス、インダストリー、コンシューマー、シアターの4ゾーンに分けて展示している。

エントランスには日本光学工業創業時からのブランドシンボルが迎えてくれる。

インダストリーゾーンは一般の人が馴染みの薄い半導体露光装置や測定機などB to B製品を理解してもらえるよう見る、映す、作る、測るとわかりやすい4つの動詞に分けて展示している。

ArF液浸スキャナー「NSR-S610C」の投影レンズ。投影レンズとシリコンウェアの間を空気よりも屈折率の高い液体で満たし、レンズのように使っている装置という。

ニコンが製造する世界最大級のガラスインゴット。これは触ることができる。

コンシューマーゾーンは旧ミュージアムを踏襲しつつも、カメラ展示ケースの幅を15メートルから27メートルに拡大、じっくりと堪能できるように美術館のようなテイストに仕立てている。ニコン初のカメラ「ニコンI型」から最新モデルまでの製品を展示している。

旧ミュージアムとの違いのひとつがエピソードで、展示製品の中にはキャプションとともにQRコードを設置し、それをスマホやタブレットで読むことによって、インスタグラムに格納されている開発ストーリーや人々の苦労などのエピソードを見ることができる。デジタルコンテンツは拡充していく予定という。

コンシューマーゾーン。歴代ニコンカメラがずらりと並ぶ。

1948年に登場した日本光学工業初となるカメラのニコンI型。Guideとある展示はスマホでQRコードを読み取るとインスタで詳しいカメラの解説やエピソードを見ることができる。

テーマ展示コーナーはFからF3、プロトタイプモデルが展示されている。

Fシリーズ展示では装着されているレンズやアクセサリーの紹介も。

古いカメラのタッチ&トライもできる。ニコンSPやニコンF、F2モードラ付き、F3モードラ付き、ニコノスV、ニコン35Tiなど実際に触ることができる。F2やF3はモードラで連写も可能!

タッチ&トライコーナーのニコンSP。実際に手に取ってシャッターを切ることができます。

Fマウントレンズの展示コーナー。その数に圧倒されます。

はい、ニコンようかんもミュージアムショップで買うことができますよ。

来館の楽しみのひとつミュージアムショップ。ワクワクしますねぇ。

ガチャもあります。

ニコンの徳成旨亮社長や森澤恭子品川区長も参列してテープカットが行われた。

展示される壁面の長さは旧ミュージアムの15mから27mへと拡大され展示される技術や製品も1300点という。

ニコンミュージアム

開館時間:10:00~17:30(最終入館は17:00まで)
休館日:月曜日、日曜日、祝日(※土曜日が祝日の場合は休館)
場所:東京都品川区西大井1-5-20 株式会社ニコン 本社/イノベーションセンター1階
交通:JR横須賀線、湘南新宿ライン 西大井駅より徒歩約4分、JR京浜東北線、東京臨海高速鉄道りんかい線、東急大井町線 大井町駅より徒歩約12分、東急大井町線 下神明駅より徒歩約10分
入館料:無料