このPENTAX 17は2022年12月にPENTAXブランドのフィルムカメラの開発を行うフィルムカメラプロジェクトとしてスタートした企画から誕生したもの。
18〜40代前半の若い、SNSを日常的に使うフィルムカメラユーザーをターゲットとしているという。
3つのコンセプトがあり、
・通常でタテ画角、スマホがタテ位置というのとハーフサイズで撮影枚数が倍になる。
・もうひとつは手巻きレバーの採用。操作する楽しみ。
・3つ目は新品で保証とサポートが受けられるフィルムカメラに。
というもの。
リコーイメージングは新しいユーザー、若いユーザーにもっとアナログカルチャーを広げたいとして、今回のカメラを開発したという。
いまの時代、新品でフィルムカメラが買えるというウレシいニュースですね。
また近年、フィルムも高価なため、ハーフサイズで倍の撮影が可能というのもユーザーにとってありがたいです。
お値段はメーカー希望小売価格が10万7000円（税別）。ちなみにメーカー直販価格は税込で8万8000円ほどになりそうとのこと。
フィルム巻き上げは手巻き式。ちなみに上下カバーはマグネシウム合金製。
搭載するレンズはHD PENTAX 25mmF3.5（35mm判換算で37mm相当）。ピント合わせはゾーンフォーカスで、6ゾーンありそれぞれアイコンで表記されています。
裏蓋を開けるとハーフサイズの24×17mmのマスクが見えます。
PENTAX 17 仕様
●形式：ハーフサイズレンズシャッターフィルムカメラ
●画面サイズ：24×17mm
●使用フィルム：35mmフィルム
●フィルム巻き上げ：レバーによる手動巻き上げ、巻き上げ角130°、予備角35°
●フィルム巻き戻し：クランク式手動巻き戻し
●レンズ：HD PENTAXレンズ
●焦点距離：25mm（35mm判換算で37mm相当）
●開放F値：F3.5
●レンズ構成：3群3枚
●ピント合わせ：ゾーンフォーカス（手動選択方式）
●切り替えポジション：0.25m、0.5m、1.2m、1.7m、3m、∞
●ファインダー：アルバダ式ブライトフレームファインダー
●露出制御：フルオート撮影、標準撮影、低速シャッター撮影、絞り開放優先撮影、バルブ撮影、日中シンクロ撮影、低速シンクロ撮影
●シャッター速度：4秒〜1/350秒
●内蔵フラッシュ：ガイドナンバー約6（ISO100・m）
●電源：3Vリチウム電池（CR2）1個
●大きさ：127×78×52mm
●重さ：290g（フィルム、電池別）
●価格：107,000円（税別）