こぢんまりと記者発表…。

キヤノーラ130。キヤノーラは、当時ボツになった「キヤノンのカメラのネーミング」の中から採用されたとのこと。となると、EOSになっていた可能性もなくはない。130は当時の日本の国家予算であった13ケタまで計算できることからついたらしい。

キヤノンは電卓も作っている…。まあ、そうなのだが、そもそも電卓をじっくり選んで買った記憶がない。というのも「関数ウンタラ」とかは言うまでもなく、「税率」とか「Mウンタラ」キーすら使ったことがない(電卓ではなく、それを使う自分を信用していないから)から。となると製造メーカーなんて気にしないんだよね。

しかし「そろばんと同じくらいのスピードで電卓をはじく人」もいる(主に会社の経理部とか)から、こうした人々には特定メーカーの、型番あるいはシリーズが絶対に必要なのだそうです。そう考えると、電卓を侮ってはいけないという気もする。そもそも侮ったことはないけど。
そんなキヤノンの電卓事業が60周年迎えたらしい。

デジカメと違って、たぶん中身の主要な部分は「すべて一緒」なんでしょうね。処理速度ウンタラ倍とかもないだろうし…。そもそも電卓の〇〇年モデルとかもあるにはあるとのことですが、話が盛り上がるのは消費税率か変わった時とのこと。そら、そーだ。

ここでキヤノンが「電卓の世界シェアNo.1」だったり「国産初の電卓を発売した会社」であると話は早い。だけど、惜しいけど、そのどちらでもない。残念。
そこには「カシオ」と「シャープ」が君臨しており、シャープに半年遅れる1964年10月にキヤノンの電卓第一号機「キヤノーラ130」を発売。半年ならまあ、いいかということでキヤノンの電卓事業60周年、ついては3月20日を「電卓の日」に制定(by日本事務機工業会)したらしいです。

そうは言ってもキヤノンの電卓第一号機「キヤノーラ130」は世界初となる「テンキー式」を採用。現在においても誰もが思い浮かべる意匠というか「電卓のカタチ」を作ったのだから、それはそれで素晴らしいかと。まあ、今から見ると当然ながら巨大で放熱スリットみたいのなもあって「真空管駆動かよ」と思うくらい立派だけど。

ずばり「電卓」というタイトル曲を作ったクラフトワークが初来日したのが1981年。アンコールにて「ボクハオンガクカ、デンタクカタテニ〇×!#%」と、電卓ではなくスタイロフォン(たぶん)を片手にクニャクニャ踊っていたのが超絶カッコ良かったですねー。