2019年7月から2020年2月に香港で撮影。かつての雨傘運動を想起させる1シーン。香港は今、どうなっているのか?

2014年9月に起きた民主化要求デモ「雨傘運動」から約7年半。写真家・キセキミチコによる香港の今の実相を捉えた写真展が開催される。期間は今週金曜日の2月11日から3月6日・日曜日まで。場所は四谷三丁目のギャラリー・ニエプスにて。

このデモは「暴動」ではなく、香港人の「SOS」なのだ。

2019年、作者は作品制作のため、幼少期に育った香港へ半年間の長期滞在ロケを敢行する。
しかし、そこで目の当たりにしたのは、間違ったことに声をあげる抗議活動だった。
“撮らずにはいられない”----使命感にも似た焦燥に駆られつつ、8カ月に渡る滞在の間、香港民主化デモの最前線とそこに暮らす人々を撮影した。
彼女にとって、それは「写真家として改めてスタートラインに立つきっかけとなった作品」という。

香港は今、燃えているか!?

続く2021年、14日間のホテル強制隔離を経て、キセキは11月の強い日差しの刺す今の香港へ再び訪れる。そこで彼女が感じた香港の「今」とは…!?
モノクロームで描き出された、タイトで硬質なトーン。
ニュースが報道しない、香港の“今”のストリートを活写する。

■日時:2022年2月11日~3月6日 12:00−20:00 月曜休廊
■場所:ギャラリー・ニエプス(四谷三丁目) 新宿区四谷4-10-1メイプル花上2F
https://www.niepce-tokyo.net

なお、写真展会場では、写真集「The place 2021」を先行発売する。

モノクロ 176ページ 180mm×230mm 定価(本体6,000円+税) ●2022年2月17日発売
著者サイト予約ページ https://www.kisekimichiko.com/product-page 
アマゾン予約ページ https://www.amazon.co.jp/dp/4781620434/

因みに…ですが、キセキミチコ氏は豊田君と日芸時代の同期で同志(!?)とか。同じモノクロでショーウインドー撮っても、かくも作風が違うというのも興味深いです(^_^;)