カメラ雑誌受難の時代。月カメ、アサカメ、ポンカメ…月刊誌としては真っ先に休刊したものの、昨年末にゾンビのごとく蘇った「カメラマン」のムックシリーズの第2弾。今回のテーマは「レンズ」。例によってカメラメーカーへの忖度、自粛、オトナの事情は一切ナシの座談会をメインに、月刊誌時代の人気企画「トヨ魂」「どっちのレンズショー」、不人気企画「オリモト」を新バージョンで展開。現行交換レンズを“ほぼ”網羅したレンズBOOKにも注目!

激論! 間違いだらけのレンズ選び!!

もはや月刊誌ではないのですから、「次号の広告、引き上げるぞ、あ~ん?」みたいなことも言われないんですよ。まあ、どこも一流企業ですから、もっと優しい物言いなんですけどね。それでも広告部の者が真っ青になったりとか、懐かしいなぁー。
というワケで、スポンサー=カメラメーカーへの配慮ナシ=月刊誌時代はカットしてきた部分もスルー=当然、読む側としては面白くなっています。

トヨ魂&どっちのレンズショー

座談会が言葉による「口撃」だとしたら、こちらは実写画像による「審判」みたいなモノでしょうね。署名原稿にて優劣をつけるのですから、豊田氏も諏訪氏も真剣そのもの。撮影現場は皆さんが思っている以上に「シビア」です。すべてのカメラ/レンズがイコールコンディションであるために、誌面掲載以外のシーンでもテストしていますし、やり直しもしているのです。

オリモトさん

痛恨ですね。ええ、まったくもって痛恨。

表紙&グラビア

表紙のモデルさんは松永有紗さん。テレビや雑誌広告&グラビア、そして舞台と大活躍のですが、つい最近、コロナ拡大防止の政府広報に抜擢! 私はJR総武線快速の車内サイネージでずぅーと見入ってしまいました。3分おきくらいに彼女が登場します! 撮影はもちろん、我らがウオッチ=魚住誠一氏です。

電子版もKindleで1380円で同日配信予定。いつも崖っぷち。その圧倒的な文字量のトーク&レビュー。さらに捨て身の編集をぜひお楽しみください!
『カメラマン 間違いだらけのレンズ選び!! & レンズBOOK2021』(カメラマンMOOKシリーズ)
■サイズ:B5判変形(天地257mm×左右179mm) 平綴じ
■ページ数:4Cオールカラー180ページ
■価格:1580円(税込)
■発売日:2021年5月24日