ソニーは、同社のEマウントレンズが使用できる動画機=Cinema Lineの中でも最小・最軽量となる新機種「ILME-FX3」を発表。3月2日から予約を受け付け、3月12日に発売予定。価格は45万9000円(ボディ・税抜)を見込む。
見た目はα7CのWRC仕様!?
はい。ぶっちゃけ、動画機なんてどうでもイイや…なんて言いません。というのも、このFX3、動画機にありがちなカタチではなく、α7Cにとってもよく似ているんですね。α7Cをスパルタンにしたというか、ソリッドというか、ボディを補強して公道走行不可のサーキット仕様みたいな佇まいなんです。カッコいいっす。
フルサイズの1210万画素(静止画時)でBIONZ XRのデュアル、ISOの上限は409600ってんで、見た目はα7Cですが、中身はα7SⅢに近いのでしょう(推測)。ただしボディからニュッと飛び出したアダプター・ハンドルまで同梱されるということなので、基本的な構え方は当然ながらスチルカメラのそれではなく、「カーリングのストーン」みたいな握り方になるそうです。
4K60Pで13時間連続録画OK
動画性能は4K 60P(最大120P)で13時間の連続撮影が可能(冷却ファン内蔵)。S-Cinetoneをデフォルトで搭載しているので、上位機種との併用も問題ナシ。さらにリアルタイム瞳AFやタッチトラッキング、5軸ボディ内手ブレ補正など、αのテクノロジーを踏襲しております。記録メディアはCFexpressとSDのデュアルスロット。バッテリーはα7シリーズではお馴染みのNP-FZ100。
外形寸法および重さは129.7×77.8×84.5mm・640gと、α7C(124×71.1×59.7mm・424g)よりもひと回り大きい。が、α7Cもフルサイズ機としては画期的に小さいのだからこのサイズは魅力でしょう。そもそも動画機ってキハダマグロみたいなのばかりなのだから、正直、画期的なのでは?またまた売れちゃうのでは?