富士フイルムはXシリーズの新レンズ「XF10-24mmF4 R OIS WR」を発表した。発売は2020年11月下旬。メーカー希望小売価格は税別13万1000円。
なお本レンズの発表にともない、以下のような2021年のXマウントレンズのロードマップも発表された。2021年の発表・発売を目指して開発中のレンズは大口径プライム「XF18mm F1.4」、そして「XF70-300mmF4-5.6 OIS」の2本。
このレンズの特長
■指標付き絞りリング
F4一定レンズなので、指標付き絞りリングに変更することで使い勝手を向上させた。そして上位機種「GFXシリーズ」のレンズで好評を得たAポジションLock機構を搭載。
■WR対応
風景撮影などのアウトドアで使用頻度が高いだろうことを想定し、WR(Weather Resistant=防塵防滴)仕様としている。
■小型・軽量
フォーカスリングやズームリングの径を細くしたことで、スリム化を実現。現行モデルよりも機能向上を図り25gの軽量化を達成し385gに。
■OIS搭載
ジャイロ変更やファームウエア改良で手ブレ補正効果が3.5段に向上(現行品は3.0段)。X-T4のIBIS(ボディ内手ブレ補正機構)との組み合わせで6.5段を達成。
■高速で静音なAF
STM(ステッピングモーター)駆動により、高速で静音AFを実現。
主な仕様
■レンズ構成:10群14枚(非球面レンズ4枚、EDレンズ4枚)
■焦点距離:f=10-14mm(35mm判換算で15-36mm相当の画角)
■画角:110°-61.2°
■最大口径比(開放絞り):F4
■最小絞り:F22
■絞り羽根枚数(ステップ段差):7枚円形絞り(1/3ステップ・全16段)
■最短撮影距離(撮像素子面からの距離):24cm
■最大撮影倍率:0.16倍(テレ端)
■最大径×長さ(約):Φ77.6×87mm
■質量(約):385g
■フィルターサイズ:Φ72mm