オリンパスのフィルム一眼レフカメラ「OM-1」が、国立科学博物館の2020年度「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録された。
このオリンパスOM-1は今から48年前の1972年に発売し、世界最小・最軽量の35mm一眼レフ(当時)として脚光を浴びたOMシリーズの初代モデル。このオリンパスOM-1が、その後の一眼レフカメラの流れに大きな影響を与えたと評価され、国立科学博物館の2020年度重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録された。
選定理由は
「ボディ単体で1972 年当時の平均的な一眼レフカメラの2/3(体積比)という小型化を実現した一眼レフカメラ。小型軽量化による機動性を実現するために、大胆にパーツレイアウトを変更し、一眼レフの欠点の一つであったミラー駆動時のショックを軽減するダンパーの装備なども含め、その後の一眼レフカメラの流れに大きな影響を与えた機種として重要である。」
「OM」カメラは時代とともに技術進化し、現在のデジタルカメラ「OM-D」へと続いている。