フォトグラファー河野英喜が出会った素敵なモデル・タレントの皆さんを全国的に紹介するのがコンセプト。ここではメイキング動画や、カメラのファインダー内の様子を垣間見ることができるのはもちろん、週替わりの撮影小話も大きなポイントだ。ファインダー内で正確にピントを追う瞳AFの動きやモデルの動きに合わせてフレームをキメる様子を堪能しよう。

HM:隅田たくみ

「WebカメラマンNo.32-1 國友愛佳」

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森では一歩で写真の見え方が大きく変化する

木漏れ日溢れる森では陽の光が直接モデルに当たるか否かで、写真全体のイメージガ大きく変化します。下の作例をご覧ください。歩数で言えば一歩て前に出るか奥に下がるかの違いです。直接光がモデル にあたる場合は直接あたる光を測光して肌がオーバーにならないように露出を暗くします。結果背景に見える砂利道や奥の森が暗く写ってしまいます。

一方、光が直接モデルに当たらないように木の影を活かして影の中に入るようにすると、アンダーになってしまうので、明るくするために露出を明るくしなくてはいけません。その結果、砂利道や奥の森の木々は明るく写ります。こう言った光の当たり方によって写真の明るさを調整する事を「輝度差を活かして露出をコントロールする」と言います。背景の明るさや光の量は変わらないのにモデル にあたる光の量でこのくらい見え方が変わってくるのです。

モデルの位置決めはとても大切ですね。少し気にしてみて下さい。

Nikon Z 6 +AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
1/1250 f2.8 ISO400 WB:5000

Nikon Z 6 +AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
1/400 f2.8 ISO400 WB:5000

Nikon Z 6 +AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
1/1250 f2.8 ISO400 WB:5000