新コンセプトの軽量コンパクトを実現した超望遠単焦点レンズ
RF600mm F11 IS STM / RF800mm F11 IS STM
RF600mm F11 IS STMとRF800mm F11 IS STMは新コンセプトの小型軽量超望遠レンズで、野鳥や野生動物、飛行機など超望遠撮影に憧れるユーザーが、これまでは高価で購入を躊躇していたユーザーにも手に入れやすい価格となっている。
絞りはF11固定でシンプルな構造とし、レンズにはDOレンズを採用し、高解像な描写とレンズ枚数の削減、また樹脂部品を多用し(マウント部や三脚座などは金属部材を採用)、重さも600mmで約930g、800mmで約1,260gと軽量なレンズとなっている。沈胴構造を採用し、600mmで全長199.5mm(沈胴時)、800mmで全長281.8mm(沈胴時)と小型化を実現している。
フォーカスにはステッピングモーターを採用し、素早いAFと動画時はなめらかなAFを実現している。
光学式手ブレ補正ISも搭載しており、600mmで5段分、800mmで4段分の手ブレ補正効果がある。また今回発表したエクステンダーにも対応予定。
このレンズの制約として、AF測距可能エリアは撮像面の横約40%、縦約60%に制限され、暗い環境下や室内光では、合焦しづらい場合がある。サーボAF連写時に、コマ速が低下することがあるという。
RF600mm F11 IS STM
・焦点距離:600mm
・レンズ構成:7群10枚(DOレンズ採用)
・絞り:F11(固定)
・フィルター径:82mm
・最短撮影距離:4.5m
・最大撮影倍率:0.14倍
・最大径×長さ:φ93×199.5mm(沈胴時)、φ93×269.5mm(撮影時)
・質量:930g
・発売:2020年7月下旬
・価格:オープン(実売8万8000円・税別)
RF800mm F11 IS STM
・焦点距離:800mm
・レンズ構成:8群11枚(DOレンズ採用)
・絞り:F11(固定)
・フィルター径:95mm
・最短撮影距離:6.0m
・最大撮影倍率:0.14倍
・最大径×長さ:φ101.6×281.8mm(沈胴時)、φ101.6×351.8mm(撮影時)
・質量:1260g
・発売:2020年7月下旬
・価格:オープン(実売11万3000円・税別)
RFレンズ専用エクステンダー
Extender RF1.4×、Extender RF2×はRFレンズ専用エクステンダー。今回発表したレンズとの組み合わせにより、EOS Rのフルサイズセンサーの高解像そのままに撮影領域を大幅に拡大し、マスターレンズの魅力も大幅にアップする。このエクステンダーはマイクロプロセッサーを内蔵し、より精度の高いAFを実現するための通信を行う。
また防塵防滴構造を採用し、エクステンダーの塗装には外装部の温度上昇を抑制する遮熱塗料採用している。
対応レンズは今回発表された下記の3本
・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
・RF600mm F11 IS STM
・RF800mm F11 IS STM
Extender RF1.4×
・レンズマウント:キヤノンRFマウント
・レンズ構成:4群7枚
・最大径:71.2mm
・レンズ全長:40.6mm
・重さ:225g
・発売:2020年7月下旬予定
・価格:オープン(実売6万3000円・税別)
Extender RF2×
・レンズマウント:キヤノンRFマウント
・レンズ構成:5群9枚
・最大径:71.2mm
・レンズ全長:60.6mm
・重さ:340g
・発売:2020年7月下旬予定
・価格:オープン(実売7万5000円・税別)