富山県の東部に位置する魚津市は、市の名前に「魚」がつくとおり、漁業がさかんな漁師町だ。駅前には魚を取り扱う飲食店が充実しており、港に揚がった旬の魚を楽しむことができる。また、魚津市は「蜃気楼の見える街」と言われており、毎年春頃になると、海の向こうに見える蜃気楼を見ようと県内外から観光客が訪れている。

魚津市は「海」のイメージが強いが、山にも魅力的な場所がある。

魚津市東山にある「東山円筒分水槽」は、近隣の3地域に公平に水を配分するために昭和30年に建設された直径約9mの円形の水槽だ。電力は使われておらず、サイフォンの原理を用いた自然の力で水が湧き出ている。水槽の底からあふれ出る水の姿はとても涼し気で、SNSなどで「日本一美しい円筒分水槽」と言われている。
地域の水利システム近代化の歴史を物語るものとして、今年4月に国の登録有形文化財(建造物)に登録され、今話題のスポットとなっている。

東山円筒分水槽(清掃) 毎年3月に水を止め清掃を行っている。

そして魚津に来たらぜひ訪れてほしい場所がもう一つある。市街地から車で約30分、さらに駐車場から徒歩約50分先にある洞杉群である。樹齢500年以上と推定される天然スギが群生しており、スギの多くは、巨大な岩を抱きかかえるような形で生育している。厳しい冬を幾度も乗り越えたスギの幹は、雪の重みによってねじ曲がっており、その姿はとても力強い。

洞杉 スギの周りには遊歩道があり、散策できる。

他にも色々と見所があります

埋没林博物館と立山連邦

富山火力建物や林などが反転

お問い合わせ先

魚津市駅前観光案内所
〒937-0067 富山県魚津市釈迦堂1-1-2
TEL 0765-22-2244