ポートレートPhotographer 河野英喜が撮影
Webカメラマンオリジナルコンテンツ『発掘！アイドル図鑑』
FILE No.028 小島まゆみ　1/4

ポジションを変えれば光も一緒に変わっていきます

下の2枚は同じ場所､同じ方向なのですが違うのはそのポジションです｡
上(1枚目)の写真は外光に近い場所で撮影しています｡顔に露出を合わせているので､背景であるトンネル内の明るさは暗くなっています｡
下(2枚目)の写真は1枚目で撮影した場所より､暗くなるトンネルの奥に20M進んで撮影しました｡当然外光から離れた分だけ露出は暗くなります｡しかしトンネル内部の明るさと顔の明るさが近づくので､顔に露出を合わせてもトンネルの内部は明るくなります｡ポジションや立ち位置を意識するだけで作品の見え方は格段に変わりるのです｡モデル の立ち位置も少し考えてみませんか。

Q.今回の撮影はどんなところが楽しかったですか？
人生で初めて群馬県のめがね橋に行ったことです｡明治時代に作られたという趣きのあるトンネル内はすごく神秘的でロマンを感じながら撮影していました｡普段は人気の観光スポットですが､撮影日はたまたま人が少なくあの不思議な世界への没入感がすごかったです。
Q.どういう点が難しかったですか？
1日を通して風が強く､普段は鉄壁の守りをしているおでこが全開になってしまったことです(笑)あまりの強風に目が開けられなかったり表情を作るのが難しかったですがそれを逆手に取り､風を上手く使おう！と指示していただいたことで素敵な写真に仕上がったと思います。

Q.写真を撮られるのは好きですか？
もちろん大好きです｡シャッターを切るタイミング､交わした言葉などからそのカメラマンさんがどんなものを撮りたいのか想像しながらレンズを覗いています｡時間を忘れてしまうほど楽しいです。
Q.写真をとるのは好きですか？
これまた大好きです｡昔から母が家族の専属カメラマンで､私も小さい時からカメラに興味がありました｡今は職業柄撮っていただくことの方が多いですが､「この瞬間忘れたくない」と思った時に思い出に残せる写真が撮れるようになれたら最高ですよね｡いつかはきちんとした機材を使いこなせるようになりたいです。
Q.普段は何を撮影していらっしゃいますか？
私のスマホのカメラロールには専ら風景や人物の写真が多いです｡お出かけた時に撮る､よりも普段の何気ない家族の様子や､いつも歩いている道､四季を感じた時なんかをパシャっと記録していることが多いです｡まるで絵日記のようで､その時の当たり前って見返すとすごくおもしろいですよね。
Q.どんな雰囲気のカメラマンさんだといい表場が出来そうですか？
指示が分かりやすい方です｡カメラマンさんはオーケストラの指揮者のような存在で､モデルやアシスタントの方に今はこんなものを求めている､こんな雰囲気で､こんな気持ちでやりましょうと伝われば皆んなで息を合わせることが出来ると思います。
Q.どんな写真・どんな自分を撮って欲しいですか？
その撮影場所に馴染んだ自分です｡等身大の姿こそが一番尊いです｡また四季が感じられる瞬間が好きなので春は桜の下・夏は汗をかきながら・秋は移りゆく彩りの中で・冬は白銀の世界に包まれて…そんな写真に憧れます。

Q.もらった写真はどうしていますか？
全てファイリングしたりUSBにまとめて保存しています｡
あとSNSに載せさせていただいたり､家族にプリントして見せたりしています。

Q.データとプリントではどちらが嬉しいですか？便利ですか？
うーん、難しいですがデータです｡そして必ずプリントしたい派でもあります｡プリントは後からでも出来ますから｡たまに額にいれた写真をいただくこともあるのですが､プレゼントとしてとっても素敵ですよね。

モデルは小島まゆみ さん

撮影・解説は河野英喜

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