フォトグラファー河野英喜が出会った素敵なモデル・タレントの皆さんを全国的に紹介するのがコンセプト。ここではメイキング動画や、カメラのファインダー内の様子を垣間見ることができるのはもちろん、週替わりの撮影小話も大きなポイントだ。ファインダー内で正確にピントを追う瞳AFの動きやモデルの動きに合わせてフレームをキメる様子を堪能しよう。
HM:隅田たくみ
すべては「瞬間判断力」磨くのは一対一の撮影経験で
不安なら人物専科のワークショップも利用してみよう
モデルの立ち位置などをどうやって決めたらいいですか?と読者のみなさんに質問されることが多いのですが、仕事などではあらかじめロケハンなどで撮影ポイントまで事前に決めておく場合もありますが、ほとんどが大体の場所の当たりをつけておいて当日の天気やモデルの着る衣装によって感覚的というか瞬間判断で決めることが多いです。
ポートレート撮影の経験が浅い人や、”囲み撮影”と呼ばれる団体撮影に慣れている人には最初は少し敷居が高いかもしれませんが、一対一でのモデル撮影の経験の積重ねで磨くこともできるので、ある程度撮影会などでモデルとのやり取りに慣れたら一対一の撮影にすテップアップしていきましょう。しかし、ただ撮影の回数だけを重ねても意味はありません。
撮影時に撮影者が決める様々なポイント…たとえば光の位置は?背景は?色味は?アングルは?など、意識しながら撮影することで磨かれていくものなのでただ楽しめる訳ではありません。撮影の機会としてはネットで検索すれば一対一の撮影会も多数あるので調べてみるのもいいでしょう。
しかし、「最初からは不安です」という方は人物撮影をメインとした写真家が開催しているワークショップなどもいろいろあるので、探してみましょう。ただワークショップも玉石混合で人物撮影の経験値の少ない写真家が撮り方本などに書いてあるような形式的内容をなぞるような教室など、その内容も質もさまざまなので、自分に合った教室を選ぶのがポイントです。
僕も「Power Up Photography」という主にワークショップを中心とした主催者が開催する教室で、
セミ・マンツーマンを目指した実践教室を不定期ですがお手伝いしています。
(参考 Twitter:@WS_Photo)