ブラジルには何度も訪れ写真を撮り続けた。気がつくと15年間で12回。地球の裏側までよく飛んだものだ。ブラジルは暑くて熱い。
そこに暮らす人々は生きることにシンプルだ。お金がない奴は人にたかるし、犯罪にもはしる。男女の関係は親密で、強い奴、お金を持っている奴がモテる。基本的に人懐っこく、明るく愛情深い国民性。でも自分の欲求には正直みたいな。だから問題もしょっちゅう起こる(笑)
自分の欲求に正直だから、夢中にもなるし没頭もする。そんなシーンをブラジルではよく見た。私自身そういう姿に惹かれるというのもあるだろう。
熱狂。狂うほどに熱くなれ。そんな姿を“マニア”と呼ぶ。(展覧会概要より抜粋)

■会場:Nine Gallery 港区北青山2-10-22 (谷・荒井ビル1F)(銀座線 外苑前駅より徒歩3分)https://ninegallery.com
■会期:7月30日(火)~8月11日(日)(月曜休廊) 10:00~19:00(最終日17時まで)
■入場:有料(500円)

井賀孝×ゲストトークセッション
【平日18時~・土日16時~】

7月30日(火)藤里一郎「プロの矜持」
7月31日(水)清水哲朗「ブラジル×モンゴル」
8月1日(木)辻智彦「写真と動画」
8月2日(金)元田敬三「写真と言葉」
8月3日(土)田崎健太「ノンフィクションとフィクションの狭間」
8月4日(日)三村漢「Nine Gallery」
8月6日(火)鹿野貴司「地域の巻き込み方」8月7日(水)川野恭子「山と写真」
8月9日(金)前川貴行「フィールドに立つということ」
8月10日(土)熊切大輔「東京を撮る」
※ すべて予約不要・入場料のみ。

井賀孝プロフィール

1970年和歌山生まれ。写真家。ブラジリアン柔術黒帯。主な著書に富士山写真集『不二之山』(亜紀書房)、修験道の世界に身を投じて描いた『山をはしるー1200 日間山伏の旅』(亜紀書房)などがある。最新作は『VALE TUDO』格闘大国ブラジル写真紀行(竹書
房)。WEB サイト「デジカメWatch」にて『東京エッジ~首都辺境を巡る写真紀行』を連載中。