シグマは、世界最小・最軽量のフルサイズミラーレス一眼カメラ「SIGMA fp」を発表した。多彩な交換レンズやアクセサリーを自由につけかえられる変幻自在な拡張性を実装。いつでもどこへでも持ち歩ける気軽さと、最高画質での本格的な撮影ができるスペックをもつカメラ。発売日は未定だが今秋を予定。価格は未定。

SIGMA fpのカメラ開発コンセプトは「ポケッタブル・フルフレーム」「変幻自在の拡張性」「本格的で自在な撮影機能」の3つ。
『ポケッタブル・フルフレーム』はいつでも気兼ねなく撮れる「限りなく小さく軽いボディ」と、画質に妥協せず本格的な撮影ができる「フルフレームセンサー」の搭載。
『変幻自在の拡張性』はレンズに加え、シグマ&他社を問わず多様なアタッチメントを付け替えて自由に組み合わせられる「オープンでリベラルなシステム」と、どんなシーンやニーズにも対応できる「変幻自在な拡張性」の実装。
『本格的で自在な撮影機能』は本格的なスチル撮影と映像撮影の機能を指一本で切り替えるだけで「直感的に操作できるUI」と、スタイルやジャンルに縛られない「シームレスでクリエイティブな道具」の実現。このコンセプトを実現させるために必要な要素や機構を吟味し、「新しいシステムカメラ」として具現化したという。

35mm F1.2 DG DNを装着したfp

マウントにはショートフランジバック、大口径、高耐久性を特徴とするLマウントを採用。シグマだけでなく、ライカ、パナソニックのレンズも使用可能。さらに、SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21を使用することで、SIGMA SAマウント、SIGMA製キヤノンEFマウントのレンズも利用できる。

撮像素子は裏面照射型35mmフルサイズ有効2460万画素のベイヤーセンサーを搭載。前後カバーにはアルミニウム合金を採用し、ヒートシンク構造体、防塵防滴構造実現のための42ヶ所のシーリングによりあらゆる環境下での撮影にも対応する。シャッターはメカシャッターレス構造を採用し、限りなく無音に近い撮影が可能。画像・映像表現の演出や作りこみができる機能も搭載し、表現の可能性を広げる。Stillモード(静止画)とCineモード(動画)がスイッチひとつで瞬時に切り替え可能。各モードには専用に設計された操作系と画面が表示される。

14-24mm F2.8 DG DNを装着したfp

45mm F2.8 DG DNを装着したfp

SIGMA fp

●レンズマウント:L マウント
●撮像素子:裏面照射型ベイヤーCMOSセンサー
●センサーサイズ:フルサイズ(35.9×23.9mm
●有効画素数:2460万画素
●AF方式:コントラストAF
●連続撮影速度:最高約18コマ/秒
●記録媒体:SD(SDHC/SDXC)メモリーカード、ポータブルSSD(USB3.0接続、バスパワー対応)
●ISO感度:ISO100-25600(拡張感度 ISO6、12、25、50、51200、102400)
●液晶モニター:3.15型TFT(約210万ドット)タッチパネル
●大きさ:112.6×69.9×45.3㎜
●重さ:422g(メディア、バッテリー含む)

SIGMA fp用アクセサリー

LCD用ビューファインダーLVF-11

ホットシューユニットHU-11(付属)

fp専用のベースプレートBPL-11

ハンドグリップHG-11

ハンドグリップHG-21

ケーブルレリーズCR-41