シグマはフルサイズミラーレス専用高性能レンズ3本を新たに開発し、発表した。Artラインの14-24mm F2.8 DG DN、35mm F1.2 DG DNとContemporaryラインの45mm F2.8 DG DNの3本でいずれもLマウント用とソニーEマウント用が用意される。価格は14-24mm、35mm F1.2が19万円(税別)、45mmが7万5000円(税別)。発売は2019年7月26日(14-24mmのみ8月下旬)

45mm F2.8 DG DN | Contemporary

常用単焦点レンズとして、手頃なContemporaryラインに加えられたのは「45mm F2.8 DG DN|Contemporary」。性能とサイズのベストバランスを具現化、持ち運びしやすいサイズと高い光学性能を高次元でバランスさせている。

このレンズは特にボケの表現にこだわレンズで、被写体前後のボケはもちろん、合焦部分に近接した範囲、いわゆる微ボケ・小ボケ部分からも柔らかにボケていくよう球面収差をコントロールしている。ボケ像の周縁部をソフトににじませることで二線ボケなどを抑制し、前景・背景の滑らかな描写により被写体の立体感を高めている。さらに、24cmという最短撮影距離により、スナップ撮影やテーブルフォトでも画角を活かした画作りを楽しむことができる。また、口径食にも配慮した設計により、美しい丸ボケ形状が得られ、ボケ全体の渦巻現象も抑制しているという。開放時にはクラシカルともいえる柔らかなボケ味を楽しめる一方で、絞り込めば現代的なシャープな切れ味も楽しめる。

●レンズ構成:7群8枚
●画角:51.3°
●絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
●最小絞り:F22
●最短撮影距離:24cm
●最大撮影倍率:1:4
●フィルターサイズ:φ55mm
●マウント:Lマウント、ソニーEマウント
●最大径×長さ:φ64×46.2mm
●質量:215g