平成の世との別れのとき。
そのさよならの向こう側に、燻るように、しかしギラギラと輝き続ける昭和が、
確かに私たちを照らしているのを感じる。
失われゆく昭和よ、来たるべき次代を照らす文化とならんことを。
音楽、ファッション、映画などのサブカルを中心にヴィンテージまみれの青春を20年以上ひた走る「おじさん女子」2人組L’amritaが、昭和歌謡の世界を、令和を迎えた日本を舞台に繰り広げます。

中里隧道を通って駅へ…でも鞄の中のパンが気になる!

記事冒頭の白黒写真にある中里隧道を通り、我々は一路、横須賀中央駅へ…そんなに長くない道中ではあるのですが、鞄の中のパンが気になります。
そう、せっかくの焼きたてのパンが…サクサクのアップルパイだけでも先に食べたいじゃないか。
念のために確認していた地図を見るとどうやら近くに公園を発見。
そうだ、公園行こう。

どこかさびしげな遊具たちを尻目に、ベンチでアップルパイをいただきまーす!
サクサクときめ細かいパイ生地に、手作り感のあるちょうどいい酸っぱさのリンゴのフィリングがバッチグー!
写真撮るの~?くちびるがパイ生地だらけだよ~なんて、はしゃぎながらおやつタイムを楽しみました。

甘いものチャージで元気いっぱいになったところで、この高台にある公園から眼下に広がる横須賀の街を眺めていると、私の脳内に横須賀と言えば…の、あの名曲が流れます。

百恵ちゃんのあの憂いを帯びた声が、切なく響く。もうこれっきりですか?って…
そんな言葉を問いかけながら抱かれる胸の中って、どんな風景でしょうね?
急な坂道をのぼったら海が見えるかどうか、ぜひ確かめに出かけてみて下さい。
その時は履きなれた靴を履いてね!

これから私たちは最後の目的地へ。
次回の更新は6月7日(金)です。お楽しみに♪

inspired by
「そんなヒロシに騙されて」
昭和58年
作詞・作曲 桑田佳祐
編曲 若草恵
歌 高田みづえ

「夏をあきらめて」
昭和57年
作詞・作曲 桑田佳祐
編曲 若草恵
歌 研ナオコ

モデル:田口エリ(シンガーソングライター)

www.instagram.com

茶色の目のエリだからチャメリ。頭の中に浮かんでは消えていくメロディや言葉を歌う…そんな歌日記スタイルのシンガーソングライター。
一度聴いたら忘れない、チャーミングな歌声と個性的な楽曲、独特のセンスで創り上げる世界は、ポップから素朴なものまで幅広く、どこか懐かしさを感じさせる。
2015年アラサー女子2人による音楽ユニット「キャバレー遊び足りない」の活動を開始。現代女性のリアルな感覚をコミカルに歌い上げるスタイルで、同世代の女性を中心に支持を集める。MVでのコメディエンヌぶりにもぜひ注目を!2018年から田口エリ(チャメリ)名義でソロ活動を開始。 ステージでは、小粋なトークや個性的な演出で観客を飽きさせないエンターテイナー。

【リリース情報】
ソロシングル「うっとりしちゃう」配信中

うっとりしちゃう(田口エリ)

www.youtube.com

写真・文:L'amrita(ラ・ミュリタ)

写真家・齋藤真理と文筆家・早川瑞穂からなる創作ユニット。なんでもない毎日を、ちょっとロマンティックに、ノスタルジックに。『すべてのひとがそれぞれの物語の主人公』をテーマに活動する女性ふたりの創作ユニットです。昭和レトロ、ヴィンテージ、60年代~70年代の音楽や映画など、ふたりの趣味を活かした懐かしくて温かみのある雰囲気の作品作りを得意としています。

www.lamrita.tokyo

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