そのさよならの向こう側に、燻るように、しかしギラギラと輝き続ける昭和が、
確かに私たちを照らしているのを感じる。
失われゆく昭和よ、来たるべき次代を照らす文化とならんことを。
音楽、ファッション、映画などのサブカルを中心にヴィンテージまみれの青春を20年以上ひた走る「おじさん女子」2人組L’amritaが、昭和歌謡の世界を、令和を迎えた日本を舞台に繰り広げます。
GALLEY HONEY BEEで早めのランチからスタート!
この日の待ち合わせはネイビーバーガーで有名な「GALLEY HONEY BEE」
GALLEYとは船や飛行機の厨房のことを言うそう。1940年代、駐留米軍の兵員食堂で働いていた初代店主が1968年に開店して以来、変わらない味とそのままの店内を受け継ぎ、保っている数少ない老舗です。
肌寒い平日、一番乗りで入店すると、かわいい、おしゃれを超えた本物の「アメリカンな日常」がそこに広がります。
ネオンサイン、ジュークボックス、メニューの表示…
むかーし昔、初めて沖縄にいった時に感じた「ずっとここにあるアメリカ」のリアルな手触りを思い出します。
題名もわからないアメリカ映画に出てくる、チャイナタウンのダイナーにいるみたい。
大きな鉄板でたまごやパテを焼く音が聞こえてきます。
私たちはジュークボックスに収められたレコードのラインナップに夢中。
その曲目から察するに、少なくとも80年代中ごろまでは現役だったのではないか?という気がしました。
1988年にCDがレコードの売り上げを追い越しました。私の記憶ではそのころはまだ7インチシングルをよく見かけましたが、90年ごろにはもうお店などで見た記憶があまりありませんから、やはりジュークボックスの中身は90年代に入る前あたりで時が止まっているのでしょう。
ここでデートしたり故郷の家族を想ったりしながら聴かれたであろうレコードの曲目を眺めていると、なんだか切なくキュンとします。
今回のモデル、歌手のチャメリちゃんと私たちラミュリタの計3人、音楽の話は尽きないところですが、ここでお待ちかねのランチが登場。
まずはやっぱり外せない「ハニービーバーガー」!大きなハンバーガーにはちみつが添えられていて、アメリカンなフレーバーの代表、ハニーマスタード味が楽しめます。
もちろんパテはビーフ100%。脂がなく、真ん中がすこーしピンク色ですっごく美味しい。ザ・本場の味です。合わせるのはもちろんコカコーラ!
そして「これが一人前?」と驚くボリュームのブレークファスト。
メニューを見ると、一日の最初に食べる食事=ブレークファスト、だから一日中いつでも注文できるそうです。一緒にいただくコーヒーは、酸味はほとんどなく、すっきりとごくごく飲みやすい。
お店の方のさっぱりした接客も気持ちよくて好きです。
ワイワイ食べていてお昼12時近くなると、どんどんお客さんが入ってきます。観光客に交じって地元のかたもふらっとやって来るのは平日だからでしょうか?休日は行列必至という情報もありますので、開店直後に伺って大正解だったかもしれません。