「家族写真を撮るような感覚でプラハの美しい情景と犬と人のドラマを切り取った」と言うコムロミホさんはカメラとイヌとネコと旅が大好き。自身も犬と猫を飼っており、ネコの名前は「エルマー」だ。

▲「モノクロの表現にとことんこだわったプリントをぜひご覧ください!」(コムロ)
来訪していたライカカメラジャパンの米山和久氏(写真左)と岸本典子女史(写真右)とライカM10 を手にしたコムロさん。

ライカ M10で撮影

今回のプラハの作品34点を撮影したカメラはライカ M10 を、レンズはズミルックス50mm、ズミクロン50mm、ズミルックス35mm、アポズミクロン75mmの計4本を使用。ほぼ絞りは開放で撮影したとのことで、ボケすぎず状況がわかる背景が印象的な作品が何点もある。

注目はアトリエマツダイラのプリンティングディレクター松平光弘氏によるピエゾグラフィーを用いた鮮やかなプリントだ。 ピエゾグラフィーは高い解像感と豊かなグラデーションを実現し銀塩プリントのような美しい仕上がりが特徴。純黒調・冷黒調・温黒調をはじめとする数十種ある専用インクから作品のイメージに合わせて7段階のインクをブレンドする。またカーボンインクを使用することで耐久性にも優れる。

作者の意図がダイレクトに表現されるナマのプリントは必見

今回は犬と人の間に見える愛情や温かさ、犬の毛並みの質感、表情、プラハの美しい街並みのグラデーションにこだわった。カメラ雑誌も及ばない、作者の意図がダイレクトに表現されるナマのプリントは必見だ。

▲「今回の写真集を作りましたよ。値段? 3000円です!」(コムロ)

関連行事

○ライカユーザーの懇親会『ライカ会』
4月6日 18:00-20:00参
加費:3000円(飲食費込み)

○4月7日 14-15時
ゲスト:上田晃司(写真家)

○4月13&14日 14-15時
ゲスト:大貝篤史(ディレクター)

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コムロ ミホ

文化服装学院で学びファッションの道へ。撮影現場でカメラに触れるうちにフォトグラファーを志す。アシスタントを経て現在は広告や雑誌で活躍。街スナップを ライフワークに旅を続けている。カメラに関する執筆や講師も行う。
なおライカそごう横浜店で写真展「空に染まる」も同時開催中(4月1日から半年間)。