日頃の読者の皆様のご愛顧にお応えして、月刊カメラマン2018年5月号で実施した、メーカー各社の人気商品「創刊40周年記念! モニター & BIG プレゼント!!」。当選者の方から使用レポートが届きましたマグナム・フォト東京に提供していただいた、写真家集団マグナムの写真集“Manifesto”をtakumiさんがレポートします!

マグナム創立70周年記念写真集

月刊カメラマン創刊40周年おめでとうございます。
2017年にマンハッタンのICPで開催されたマグナム創立70周年を祝う写真展の写真集をいただき、ありがとうございました。
おそらく写真展では網羅しきれなかったであろう写真作品や当時の資料が400ページを超えて収録されています。
序章はマグナム・フォトの資料集から始まり、会社設立時の書面、設立に携わった4名の撮影した写真、手帳やパスカードなどの資料も収録されています。
ロバート・キャパ氏の写真集「ちょっとピンぼけ(Slight out of focus)」の表紙なども掲載されていました。私の知る日本語版と異なり、名前とタイトルだけのデザインの表紙は部屋に飾っておきたいと感じました。

全400ページの圧巻ボリューム!

本書は「人権と犯罪」「違いの目録」「終焉の物語」の三章から構成されており、マグナム所属の写真家の目線で捉えた作品が並びます。
第一章の末尾に収録されている写真集“American in Crisis”から数ページ掲載され、興味が湧く写真でした。第二章に掲載されているフィリップ・ジョーンズ=グリフィス氏が撮影したボートピープル難民の申請時の写真。群がる申請を待つ若者達。この場面を写した写真は、あたかもそこに私がいるかのように、周囲の声が聞こえてきそうでした。
最終章ではカラー写真が多くなり、撮影する対象も多様化しているのがわかります。?興味本位で手にした私にしては、全編英語解説というのもあって、とてもハードルの高いものでしたが、十分に見応えはあります。研究者や専門家が手にされるであろう、貴重な写真集をいただき、ありがとうございました。

takumiさんと写真との関わり

小学四年から望遠鏡で月を観るのが好きになり、ほどなく撮影したくなってて一眼レフカメラを手にするようになりました。今では星だけではなく、なんでも撮っています。自宅に設置した天文台で熱燗を飲むのが好きです。