日頃の読者の皆様のご愛顧にお応えして、月刊カメラマン2018年5月号で実施した、メーカー各社の人気商品「創刊40周年記念! モニター & BIG プレゼント!!」。当選者の方から使用レポートが届きました。今回は「マンフロット befree アドバンスアルミニウムL三脚キット」 を數田あゆみさんがレポートします!

マンフロット befree アドバンスアルミニウムL三脚キット

縮長40cmのまま耐荷重8kgに進化したトラ ベル三脚のベストセラー。新雲台パンロッ クの採用や回転型から下スライド型への変更 など機能性を向上。■実勢価格:2万9700円
※実勢価格は2018年5月号誌面掲載当時の価格です。

見た目ってすごく大事!

私にとっては初めての三脚です。三脚が欲しいと思いつつ敷居が高そうで手が出なかったのですが、まさかのモニター当選です。

取り出してみた第一印象は「軽くて非常にコンパクト」。なにより折り畳んだ状態でかさばらないことが、持ち出しやすさに繋がっています。都会での電車移動がメインの私には最適解だと思われます。見た目のスタイリッシュさも撮影のモチベーションアップに一役買っています。見た目ってすごく大事。

光跡写真を初めて撮れた!

さて、実際に使用してみた感想です。

私のカメラ構成は主にPENTAX K-1にsmc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited、smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WRで、それほど重い機材構成ではありませんが、耐荷重8kgのうたい文句に違わず、しっかりとカメラを固定してくれる印象です。三脚を手に入れたら一度撮ってみたいと思っていた光跡写真、初めて撮れたときは感動でした。手持ちでは難しかった撮影が、三脚を手に入れたことによって被写体の幅が広がって、ますますカメラ趣味にのめり込むことになりそうです。

▲初めて撮った光跡写真。歩道橋の上からの撮影で少し風もありましたが、ブレもしっかり抑えられています。

▲使い勝手の良い雲台のおかげで、マクロ撮影は構図の微調整が非常にやりやすい。三脚があるのとないのとでは歩どまりが全然違います。

▲池袋のサンシャインシティ展望台から。持ち歩いても邪魔にならないのでコンパクトに収納できる三脚は都会では重宝します。

三脚を複数使い分けている方、痒いところに手が届きます!

ボール雲台はノブを軽く回すだけでカメラをがっちりと固定してくれます。フリクションコントロールが利くため、ノブを緩めてもカメラがガクッとなりません。構図の微調整がしやすいですし、急にカメラがお辞儀して三脚ごと倒れるなんという悲劇が防げるのもありがたい。とくに気に入ったのはパンロックノブが独立して付いていること。傾きはそのままで、方向だけ変えたいというときに非常に便利です。

脚を全部伸ばせばアイレベルになり、高さも十分。一番低くすれば植物などのマクロ撮影にちょうどよい高さになります。さまざまな被写体にもこれ一つで対応できそうで、まさにトラベル三脚にふさわしい使い勝手の良さだと思います。脚はレバーロック式ですが、軽い力でしっかりとロックできました。ほかにツイストロック式のモデルもあるようです。

クイックシュープレートはやはりカメラの装着・脱着が簡単にできて便利ですね。今回のモデルからアルカスイス互換になったということで便利になったようですが、三脚を複数使い分けている方には痒いところに手が届いたという感じでしょうか。

使ってみると、三脚に対して感じていた「重そう」「かさばりそう」という印象は全くなく、むしろどんどん持ち歩きたいと思わせてくれる三脚でした。これからもいろいろなシーンで活躍してくれることと思います。

數田あゆみ

4歳と2歳の子供の母。被写体は主に子供、風景(空)、植物。一眼レフ歴は10年ほどですが、本格的にカメラに触り出したのはここ2年くらい。休日にお出かけ先で子供を撮ったり、マクロで花を撮ったりしています。