ニコンは手持ち撮影も可能な超望遠レンズ、AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRを発売する。2018年9月14日発売予定で、価格は50万6000円(税別)。

通常では3kgを上回る重量の500mmレンズだが、このAF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRは約半分の1460gと軽量化、大きさもφ106×237mmと小型化を実現している(AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRはF4と一段明るいが、約3090g、φ140×387mm)。
レンズ構成は11群19枚で、PFレンズ1枚、EDレンズ3枚を採用し、高い解像力を実現。ナノクリスタルコートを採用し、ゴーストやフレアを抑えクリアーな画像が得られる。最前面のレンズにはフッ素コートが施されている。またレンズ鏡筒の可動部にはシーリングを施した防塵・防滴設計を採用し、プロの過酷な撮影環境でも威力を発揮するという。手ブレ補正機構も搭載し、約4段の効果がある。VRモードにはNORMALモードに加えSPORTモードも採用。スポーツや野鳥など激しいシーンにも対応する。

AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR

AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRの主な仕様

■レンズ構成:11群19枚
■焦点距離:500mm
■最小絞り:F32
■絞り羽根:9枚(円形絞り)
■最短撮影距離:3m
■最大撮影倍率:0.18倍
■大きさ:φ106×237mm
■重さ:1460g

AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRのレンズ構成図