浮遊生物を中心とした海洋生物の撮影に取り組んでいる写真家、峯水 亮氏の写真展がキヤノンギャラリー銀座で開催されている。精緻に写し撮られたカラフルなプランクトン達に思わず目を奪われる写真展だ。

▲照明を暗く落とした展示室内にカラフルなプランクトンが浮かぶ。まだまだ暑さが厳しい東京、一歩ギャラリーに入ると異世界に迷い込んだような清涼感が得られる。「10年ぐらい前に月刊カメラマンの『カメラマン最前線』に登場させてもらっているんです。その時から撮っている被写体は変わりません(笑)」(峯水)

*キヤノンHPより
写真家、峯水 亮氏は、広い海にある“潮目”と呼ばれる場所に潜り、今まであまり注目されてこなかった小さな生きもの「プランクトン」の姿を写し撮りました。肉眼では細部まで確認できないほど小さく、とてもか弱そうに見えますが、彼らは生まれながらに持つ巧みな技で見事な成長を遂げ、懸命に命をつないでいます。写真に収めることで明らかになった彼らの奇妙な姿の訳や、知られざる自然の小さな営みに、興味と探求心が膨らみます。

峯水 亮

1970年大阪府枚方市生まれ。西伊豆大瀬崎にある大瀬館マリンサービスでのダイビングガイド・インストラクター経験を経た後、1997年に国内外の海のフィールド撮影をする峯水写真事務所を設立。以来、主に浮遊生物を中心とした海洋生物の撮影に取り組んでいる。数多くの児童向け書籍やTV番組などに写真及び映像を提供しているほか、著書に【ネイチャーガイド-海の甲殻類】【日本の海水魚466(ポケット図鑑)/共著】【サンゴ礁のエビハンドブック】いずれも文一総合出版、【デジタルカメラによる水中撮影テクニック】誠文堂新光社、執筆を担当した書籍に【世界で一番美しいイカとタコの図鑑】エクスナレッジ、同じく【世界で一番美しいイカとタコの図鑑 愛蔵ポケット版】などがある。2015年には浮遊生物撮影18年間をまとめ上げた第1弾の集大成として【日本クラゲ大図鑑】を平凡社より刊行。これまでの海洋経験を活かし、自然番組の企画提案なども行っている。現在は、さまざまな浮遊生物をフィールドで観察できるイベントBlack Water Dive®を国内外で開催中。2016年 第5回 日経ナショナルジオグラフィック写真賞 グランプリ受賞。

キヤノンギャラリー銀座

●2018年8月20日(月)~8月29日(水)

キヤノンギャラリー名古屋

●2018年9月6日(木)~9月12日(水)

キヤノンギャラリー大阪

●2018年9月20日(木)~9月26日(水)