なにが楽しいかって、彩度アゲアゲ、コントラスト&濃度MAX(印象)という「目に痛い画像」を、ニコンという大メーカーが採用している、カメラにポジションとして与えているって事実なんですよ!

うむ。お見事。パープルの青空やん。

右は単なるプログラムAE。濃ゆいです。圧倒的に濃ゆい。でもメイン被写体が弱いとこれくらいの青空の方が主張があってよいのでは?

実物はヨロヨロの小屋なのですが、なんか「お菓子の家」みたいで不気味によくない?

空はありえへんくらいの青空、錆びたトタンはブラッディクリムゾン、グリーンは蛍光発色、というのが基本みたいです。どこにカメラを向けても地味なものが派手に写る、というのはウソではありません。「画」になるかどうかは別として、少なくとも「色」にはなります。まあ、あとから撮影画像を並べて見ると、やたらと目が疲れることだけは確かです。

錆びたトタンが真っ赤っ赤! 

このコンビネーションは圧倒的。毒ガス工場に見えます!

オリンパスの「ドラマチックトーン」に彩度をプラスしたような…。

タダの用水路の水が七味唐辛子みたい! それにしても輝度差ありすぎ。

「スペシャルエフェクト」ということで、基本は「全自動」です。が、私はAFを「任意1点」、ストロボを「発光停止」して撮っていました。でもメインSWをOFFにするとデフォルトである「AF自動選択」と「ストロボ自動発光」に戻ってしまうんですね。だモンで途中からは面倒くさいので、デフォルトに任せました。すると、やけにストロボがポップアップするんですね。ありえないような状況で。この辺はいまもって謎。

まあ、そのうち飽きますけどね。

何も写ってはいないのですが、なんか目を引く効果はあるかも。

実はけっこう気に入ってます。

もう、このテはすでに食傷気味…。

その昔、PLフィルターを最大に効かせた画像を見せると「こんな紫色の空はありえません」と注意されました。カメラ誌にもよく「PL効果はほどほどに…」と書かれていました。デジタルになって間もないころは、シャープネスをガンガンに上げてガビガビになった画像がなんか新鮮でした。今でも写真サークルのグループ展等で色飽和しまくったプリントを見ることがあります。ということで、なんか楽しくないっすか? 撮って出しのやり過ぎレタッチ!