昨今のデジカメには、様々なエフェクト=画像仕上げ機能が搭載されています。せっかくですから使ってみましょうよ、というのがこの企画の趣旨です。寿司ではありません。

英字メニューでは“FOG REMOVE”ですって

「霞除去」とは文字通り「霞部分を取り除き、クリアに撮影します」とのこと。うん、すごい。おそらくイメージとしては、ネムイ画像をシャキッとさせるのでしょう。本機能はモードダイヤルのAdv.=アドバンストフィルターから選びます。あとはほぼプログラムAEでISO200固定のストロボ発光禁止(だと思う)。早速、匿名テスターさんのご協力で霞を演出し、撮影してみました。※比較画像は、左が「霞除去」、右が「プログラムAE&フィルムシミュレーション・クラシッククローム」となっています。

はい。霞=煙は消えていません。もっとも、これで消えていたら逆にタイヘン、というか軍事技術モノかも。おそらく被写体までの距離情報を察知し「この霞はフェイクっつうか意図的やね。よって処理せず」との判断を下したのでしょう(あくまで推測)。ともあれこれで正解です。ジョン・レノンのアルバム“imagine”のジャケ写ってご存じですか? 古すぎて知りませんよね。OKです。

そんなに都合良く霞なんで出ませんよって、それっぽいシーンで撮影

ショボイ曇り空。微妙に雲のトーンが出ているのでハイライトが粘っているといえないこともないですね(単なる濃度の問題かも知れませんが)。なんか、ISO200固定というと、某C社の「高輝度側・階調補正」というのが浮かびますが、似たような感じがしました。違っていたらすいません。EXIFでの違いはシャッター速度のみで、左1/450秒 右1/480秒でした。

室内犬。こちらでは逆に、背景のハイライトは飛んでいます。でも、これも誤差の範囲内のような…。EXIFでの違いはシャッター速度だけ(左1/40秒 右1/60秒)でした。ちなみに彩度がかなり違っているようですが、これは単純に右の画像のフィルムシミュレーション がクラシッククロームであるからです。なぜデフォルトであるプロビアにしなかったのか? それは、クラシッククロームのファンだからです。

青空&ド逆光。こちらでのEXIFではちょっとした違いが出ました。左=f18 1/400秒 (+0.3EV) ISO200、右がf9 1/500秒 (+0.3EV) ISO200です。大胆にもf18まで絞り込むことで、太陽にクロスフィルターのような効果が出ています。ある意味、この絞り込みで太陽の霞が消えてシャキッとしたと言えなくもないですね。ともあれこのブルーはステキです。

やっと雨が降りました!

はい、イイ感じで雨が降っています。それでは船橋市の空で撮り比べです。左=f5.6 1/140秒 ISO200 右=f5.6 1/110秒 ISO200 どう見ても遠景ということで、どちらも絞りはf5.6。その効果は一目瞭然!霞スウィープ!さっすがはフジですな。いや、素晴らしい。雨や曇りの日は「霞除去モード」、大いにアリです! 

もしやと思いPL効果も狙ってみたが、どう判断してよいのか分からない結果に…。

…と、ここで「キミは普段使いがクラシッククロームということなので、雨や曇りの日にキリッとした画がほしければベルビアやプロビアにセットすればヨイのでは?ISOオートも機能するよ」とおっしゃる御仁もおられるでしょう。…う~む、たしかに。でも、それには「霞除去」の制御を正しく知ることが必要です。ということで現在、フジフイルムさんに問い合わせ中ですので、ご回答いただけましたら、あたらめて報告させていただきます。現場からは以上です。

フジフイルムさんから回答が来ました。

と、ここでフジフイルムさんから回答が。「画像全体の中から霞がかった場所を検出し、その場所に
対してコントラストを強調しています」とのこと。
う~む…。ツッコむつもりは毛頭ありません。が、「除去」ではないってことですよね。となるとネーミングも考えねばなりません。「眠けスッキリ」とか「シャキーン」、あるいは「フリスク効果」とか。でも、「霞除去」でいいかな。んではラスト検証!

プログラムAE

プログラムAE+コントラスト (+33)

プログラムAE コントラスト +33

霞除去

結論=後処理でいいような気もするけど、そこはそれということで、ひとつ。