月刊カメラマン誌2018年1月号から始まった写真家・曽根原昇さん(ソネちゃん)の「現代の銘玉吟味!」のWeb版です。本誌では紹介しきれなかった現行&最新レンズの魅力を曽根原さんに作例とともに語って頂きます。レンズに関する記事(解説)は月刊カメラマン誌1月号を是非ご覧ください。
今回は発売されて間もない、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROです。レンズの詳細については以下URLをクリックしてご参照ください。
撮ってみれば分かる、その美しいボケと解像力!
路傍にノイバラの実を見つけ、さりげない秋を感じた。最短撮影距離は30cmと画作りの自由度は高いが、この距離ではさすがにボケ過ぎてしまうため、やや絞って背景の存在感を出すようにした。どの絞り値であっても、美しいボケが解像感溢れるピント面を演出してくれるのが本レンズの真骨頂だ。
夜の街を散策中に可愛いワンコをスナップさせてもらった(カワイイ!)。高感度に頼りがちな夜スナップだが、基準感度であるISO200で難なく撮影できた。当然、絞りは開放F1.2を選択しているが、それでいて背景には夜の雰囲気が形として残っているところがポイント。実に実用的な大口径レンズである。