富士フイルムは同社Xシリーズの最新モデルとして「FUJIFILM X-T4」を2020年4月より発売すると発表。予約受付は2020年2月28日(金)。オープン価格だが、市場想定価格としてはボディのみ20万4500円、16-80mmキット(XF16-80mmF4 R OIS WR)が26万4500円。カラーバリエーションはブラックとシルバーの2種類。シルバーボディは十分な供給量を確保するため、5月下旬発売予定。
画像1: 富士フイルムはXシリーズの最新モデル「X-T4」を発表。
ボディのみ市場想定価格は20万4500円。

X-T4の正面。グリップも改良されて、よりホールドしやすくなっている。

画像2: 富士フイルムはXシリーズの最新モデル「X-T4」を発表。
ボディのみ市場想定価格は20万4500円。

ファインダーの右横には「STILL(静止画)」、「MOVIE(動画)」の切替ダイヤルを設けた。この切替により背面液晶モニターで静止画/動画が、それぞれが独立メニューとして操作できる機構が新設された。

画像3: 富士フイルムはXシリーズの最新モデル「X-T4」を発表。
ボディのみ市場想定価格は20万4500円。

X-T4のボディはX-T3に比べて68g(X-T3は539g、X-T4は607g)、厚さは+5.0mm・最薄部+2.5mm(X-T3は厚さ58.8mm・最薄部35.4mm、X-T4は厚さ63.8mm・最薄部37.9mm)という僅かな増加でX-T3ユーザーが要望していた「5軸・6.5段 ボディ内手ブレ補正機能」搭載を実現した。

画像4: 富士フイルムはXシリーズの最新モデル「X-T4」を発表。
ボディのみ市場想定価格は20万4500円。

X-T3の背面液晶モニターは3インチ104万ドット・3方向チルト式だったが、X-T4は162万ドット・バリアングル方式となった。

画像5: 富士フイルムはXシリーズの最新モデル「X-T4」を発表。
ボディのみ市場想定価格は20万4500円。

X-T4の内部ユニット

X-T4の内部機構。X-T4の撮像素子と画像処理エンジンはX-T3と同等の「第4世代」だが、「5軸・6.5段ボディ内手ブレ補正機構」を搭載している。また、背面液晶モニターもバリアングルタイプとなり、ライブビュー撮影時の自由度が広がった。下の写真は左から順にX-T4ボディ、シャッターユニット、ボディ内手ブレ補正機構、プロセッサーなどの内部基盤、右端は背面操作系と液晶モニターユニット。

画像: X-T4の内部ユニット

X-T4はX-H1のボディ内手ブレ補正機能を改良して搭載!

X-T4は同社X-H1に採用されているボディ内手ブレ補正機能を改良(X-H1比で30%の小型化と20%の軽量化・下写真)して搭載。X-H1と比較して8倍のブレ検出精度を持つジャイロセンサーとシャッター時の微振動を抑制する衝撃吸収機構を新たに採用している。

画像1: X-T4はX-H1のボディ内手ブレ補正機能を改良して搭載!

X-T4は新開発のフォーカルプレーンシャッターを採用(下写真)。シャッターの耐久性をX-T3の15万回からX-T4は30万回へと倍増させている。

画像2: X-T4はX-H1のボディ内手ブレ補正機能を改良して搭載!

またAPS-C以上の撮像素子を搭載したミラーレスデジタルカメラとしては世界最速15コマ/秒の高速連写と最短約0.02秒のAFが可能としている。電子シャッター設定時には30コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写が可能となった。

さらにカメラに向かってくる被写体だけでなく、カメラから離れていく被写体のAF追従性を向上させて、スポーツや鉄道、モータースポーツなど動体撮影を得意とするカメラに仕上がっている。そして低輝度位相差AF性能もX-T3の「-3EV」からX-T4は「-6EV」へと進化した。暗い撮影状況でもさらに安心して使えるようになった。

またX-T4は「顔・瞳AF性能」もその精度を高めて、ポートレート撮影時に「使えるカットの歩留まりの向上」が望めるようになっている。

新開発のバッテリーで最大1700カットの連続撮影が可能

X-T4では新開発の大容量バッテリー「NP-W235」を採用。ノーマルモードで約500枚、エコノミーモードで約600枚の連続撮影が可能に。「NP-W235」を2つ装填できる縦位置バッテリーグリップ「VG-XT4」(別売)との組み合わせでは、最大約1700枚の連続撮影を可能となった。

画像: 新開発のバッテリーで最大1700カットの連続撮影が可能

ファインダーのライブビュー設定も進化

ファインダーのライブビュー設定は3つのブーストモードから選択可能。撮影シーンや被写体に応じて、暗所でもファイダーを明るくブーストさせて被写体を正確に捉える「低照度優先」モード、被写体の細部まで映し出す「解像度優先」モード、被写体の動きをなめらかに表示する「フレームレート優先」モードを設定できるようになった。

動画撮影機能も劇的に進化!

X-T4では動画撮影機能も飛躍的に進化させている。
・4K/60P 4:2:0 10bitでのカメラ内SDカード記録が可能。HDMI出力では、より多くの色情報を記録できる4K/60P 4:2:2 10bitに対応。
・電子式手ブレ補正機能を新たに搭載。手ブレに合わせてフレーミングを微調整することで、手持ちによる動画撮影で生じるブレを徹底的に補正する。
・フルHD・240Pのハイスピード動画撮影が可能。素早く動く被写体の一瞬のアクションも最大10倍のスローモーション映像で再生が可能となった。

・ボディ天面に静止画/動画切換ダイヤルを新たに搭載。このダイヤルを用いることで、静止画・動画撮影の設定を独自に行うことが可能。「動画専用操作」モード使用時では、予め選択した動画撮影の設定を記憶することができるため、静止画撮影から動画撮影への移行も速やかに行えるようになった。
・Webへのアップロードに有効な汎用性の高い「MP4/AAC」フォーマットを搭載した。
・同一動画モードに限るが、ダブルスロットのSDカードに同時記録が可能となった。
・動画撮影開始後も「フォーカスチェックロック」でピント拡大表示を維持できるようになった。

別売アクセサリー

(1) 縦位置バッテリーグリップ「VG-XT4」(「X-T4」専用)
防塵・防滴・耐低温-10℃に対応。バッテリーグリップに大容量バッテリー「NP-W235」を2つ装填することが可能。縦位置撮影時でも操作しやすい位置に各種ボタンを配置している。
(2) デュアルバッテリーチャージャー「BC-W235」
大容量バッテリー「NP-W235」を2つ同時に充電できる。PC経由では10時間以上を要するため、ACアダプターの使用の方が圧倒的に速い(3.0時間~5.5時間程度)。
(3) カバーキット「CVR-XT4」(「X-T4」専用)
端子等を保護するカバーキット。
キット内容は
・シンクロターミナルカバー 1個
・ホットシューカバー 1個
・縦位置バッテリーグリップ用端子カバー(ブラック) 1個
・縦位置バッテリーグリップ用端子カバー(シルバー) 1個
・メモリーカードスロットカバー 1個
(4) 「クリップオンフラッシュ EF-X8」
従来機(X-T3)までは付属(同梱)されていたが、 X-T4からは別売となった。

X-T4の詳細については以下を参照

X-T4の発売記念キャンペーンはこちら!

画像: fujifilm-x.com
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