月カメ2020年2月号の第一特集「ソニーを止めるな!」では、ソニーαシリーズと、そのライバル機種のアウトラインをP036-037で紹介しております。「文字が小さくて読みづらい!」とのお声がございました。
画像: ▲たしかにミドルエイジの読者の皆様(老眼)には、キツイ級数(文字の大きさ)でございました…。

▲たしかにミドルエイジの読者の皆様(老眼)には、キツイ級数(文字の大きさ)でございました…。

そこで上掲の機材概要紹介をデジタル版でお届けします。スマホでご覧の方はピンチアウトしてご覧ください。そして特集記事の詳細(実写比較インプレ)は月カメ2020年2月号をぜひお買い求め頂き、ご覧ください。実写&解説は豊田慶記さんです。

ソニー α9 Ⅱ

2017 年に登場した初代から2 年のインターバルを経て登場。読み出し速度と処理速度の高速化によってどんなことができるの? ということを知らしめたソニーのハイエンドモデル。多少の追従ミスがあったとしても、膨大な演算量で復帰を早くするという逆転の発想は既存のメーカーにはないソニーの真骨頂。一眼レフでは捉えられないシーンでもα9なら…と思わせる卓越した高速性を持つ。

従来機ではメカシャッター時の高速性に不満があった。しかし、2 型の本機はその弱点を解消し10コマ/秒とフリッカーレスに対応するなどユーザーの声を反映した改良が目を引く。一方で信頼性についてはまだまだ未知数の部分も…。現状ではバッテリーの保ちがネックのひとつ。

●発売日:2019年11月1日
●大きさ・重さ(バッテリー・カード含む):128.9×96.4×77.5mm・678g
●実売ボディ価格(税別):54万5000円

ソニー α7R Ⅳ

α7Rシリーズの4代目。解像力担当の「R」を冠し、フルサイズ機として最高画素数である61MPもの画素を持つ。なんとAPS-Cサイズにクロップしても26MP もあるというから驚きだ。しかもAE/AF追従10コマ/秒の高速性をも併せ持ち、1台2 役以上の働きができるマルチロール機。それでいて実売価格が約40万円と戦略的な価格を誇っているミラーレス界の実質的なラスボス的存在だ。

画像: ソニー α7R Ⅳ

画素数や撮影性能に注目が集まりやすいけれど、メカ部分の熟成も進み、前後ダイヤルの操作性アップやグリップの大型化、メディアスロットの順序変更などユーザーの声を着実に拾っていると感じられるのも良いところ。

●発売日:2019年9月6日
●大きさ・重さ(バッテリー・カード含む):128.9×96.4×77.5㎜・665g
●実売ボディ価格(税別):39万9000円

ソニー α7R Ⅲ

2017 年11月登場のα 7R の3 型。42.4MP とAE/AF 追従10コマ/ 秒という高画素と高速性を高い次元で両立させた初めてのカメラ。α 7R Ⅳの登場で価格がやや落ち着いたこと、ボディ内手ブレ補正の効果が実用的であることなど、個人的に最もコスパの良いαと感じさせる1台。予算があるなら最新最強が良いけれど、そうじゃない選択肢だってあって然るべきだ。

画像: ソニー α7R Ⅲ

他社フルサイズミラーレス機と比べてスペックでは同等以上、価格はグッと安価というのは合理的視点に立たなくても大変に魅力的だ。登場からちょうど2 年、新型に触れることさえしなければ使い勝手への不満も少なく、高バランス機の実力はまだまだ健在だ。

●発売日:2017年11月25日
●大きさ・重さ(バッテリー・カード含む):126.9×95.6×73.7㎜・657g
●実売ボディ価格(税別):32万9880円

ソニー α7 Ⅲ

最新のフルサイズαのベーシックモデル。しかしAE/AF 追従10コマ/ 秒の高速性や他社と比べてみると露骨に違う4K画質などライバルを圧倒。本機を語ると毎度記述することになる「ベーシックとは何ぞや?」とソニーに語りかけたくなるカメラ。

画像: ソニー α7 Ⅲ

カタログから読み取れる魅力を上げていけばキリがない。EVFの表示クオリティやレスポンスなどに不満はあるが、それは高い機能を持っているからこそ生じるもの。あくまでもベーシックモデルなのだから。そろそろα7 Ⅳの登場が期待されるけれど、新機種が登場しても必要以上に十分な機能を持つ本機の覇権はまだ続きそうだ。

●発売日:2018年3月23日
●大きさ・重さ(バッテリー・カード含む):126.9×95.6×73.7㎜・650g
●実売ボディ価格(税別):22万9880円

ソニー α6600

APS-Cフォーマットαのハイエンドモデル。ミラーレス機としては数少ないボディ内手ブレ補正機構を持ち、AF のアルゴリズムやBIONZ X、フロントエンドLSI などはα 9 譲り。バッテリーも従来機から大型化され、α7R Ⅲ以後に発売されたカメラと同じ大容量のものを採用するなどハイエンドに相応しい内容を持つ。

画像: ソニー α6600

グリップの大型化などの操作性改善についても注力されているけれど、センサーの出自自体は2016 年登場のα6300 世代から大きな進化がなく、ソニー機としてはベテラン選手。進化が著しいフルサイズ機と比べてAPS-C 機の歩みは遅く感じてしまう。必要十分ではあるけれど画質面で進化度が少ないことは少し気になるところ。

●発売日:2019年11月1日
●大きさ・重さ(バッテリー・カード含む):120×66.9×69.3㎜・503g
●実売ボディ価格(税別):15万9900円

ソニー α6100

APS-Cフォーマットαのベーシックモデル。α7 Ⅲと同じく、ベーシックモデルとしては破格の撮影性能を誇る。外観はα6000 からほぼ変わっていないが、バッファ容量とEVFの解像度などが上位機との主たる違い。つまり撮影性能自体は最新のα6600なのだ。

画像: ソニー α6100

動画性能についてもソニー機らしく高性能。スポーティな撮影から4K 動画撮影までひと通り対応できるので、これからデジイチデビューという人にはそのオールマイティな撮影性能でオススメ。APS-Cミラーレス機を評価する上での基準機として相応しい性能がある。用途にもよるけれど、個人的に最新αで一番オススメだったりもする。

●発売日:2019年10月25日
●大きさ・重さ(バッテリー・カード含む):120×66.9×59.4㎜・396g
●実売ボディ価格(税別):8万9900円

This article is a sponsored article by
''.