ケンコー・トキナーから、ミラーレス専用設計の大口径中望遠レンズ、85mm F1.8が発売される。マウントはソニーE用でフルサイズ対応。新たな「atx-mシリーズ」として初ラインナップ。2020年2月7日発売予定。希望小売価格はお求めやすい5万6000円(税別)。

この製品について

高価で大柄なレンズが多く発表される中、本製品は大口径でありながら比較的コンパクト、また何といっても容易に買える価格設定で、かつきちんとAF・AEが動作することで被写体やシャッターを切ることに没頭できるレンズとして開発されていることがうれしい。2017年に発売されているソニー純正の同クラスのレンズに比べ少し大きく、重さは1.7倍ほどあるが、描写はその分だけ期待される。

ATXシリーズはフィルム時代からトキナーの先端的な仕様のレンズとして開発されてきたが、本製品は小文字で、かつ「m」が追加された新たな「atx-m」という名称が与えられた初のレンズとなる。
「atx-m」はミラーレス専用の交換レンズ群として今後シリーズ化されていく予定で、同社の高性能フルサイズ専用「FiRIN」シリーズと棲み分けて展開される。なお「atx-m」のmは、motif(動機・創作行為)を表し、「ユーザーが創作意欲を掻き立てられる」ことを意味するとのこと。なお、この製品はソニーとのライセンス契約のもとで受けたEマウント仕様書に基づき開発されている。

画像: この製品について

特徴

●優れた描写性能とお求めやすい価格設定の両立。
●高コントラストときれいなボケ味。
●自然な発色を再現するカラーバランス。CCI(Color Contribution Index)にこだわった光学設計。
●レンズ前面に防汚性に優れるWR(撥水)コーティングを採用。
●AF駆動に、音が静かで俊敏なステッピングモーター(ST-M)を採用。

画像: MTF図を見る限り開放ではキリキリの描写とは言い難いが、絞り込むに従って描写の変化する使い途の広いレンズといえる。

MTF図を見る限り開放ではキリキリの描写とは言い難いが、絞り込むに従って描写の変化する使い途の広いレンズといえる。

画像: レンズ構成は7群10枚。低分散のSDガラスを後群に使用しているのが特徴的。

レンズ構成は7群10枚。低分散のSDガラスを後群に使用しているのが特徴的。

トキナー atx-m 85mm F1.8 FE

焦点距離:85mm
明るさ:F1.8
フォーマット:フルサイズ
最小絞り:F16
レンズ構成:7群10枚
コーティング:マルチコーティング
画角:28.5°
フォーカス方式:インナーフォーカス
フィルターサイズ:72mm
最短撮影距離:0.8m
マクロ最大倍率:1:8
絞り羽根枚数:9枚
最大径:80.0mm
全長:93.0mm
重量:645g
レンズフード:バヨネットフードBH-727(付属)

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