キヤノンは天体写真を撮影するハイアマチュア向けにEOS Rをベースに開発した天体撮影専用のカメラ、EOS Raを2019年12月上旬に発売する。価格はオープンで実売は29万8000円(税別)。

2012年に発売されたEOS 60Daの発売から7年、EOSシリーズのラインアップに新たな天体撮影専用モデルとして「EOS Ra」が復活する。

大口径、ショートバックフォーカスなどを採用して新開発されたRFマウントを採用するなど、最新技術を結集して開発されたフルサイズミラーレスカメラEOS Rがそのベース。最大30倍に拡大できるライブビュー、バリアングルモニター、DAF/マニュアルフォーカスによる精密なピント合わせといった機能面や、約3030万画素のフルサイズCMOSセンサーと画像エンジン・DIGIC8を組み合わせて実現された、高精細でノイズの少ない描写はEOS Rそのまま。最大の変更点はローパスフィルターの特性を天体撮影で求められるものに最適化したことで、Ha輝線の透過率を約4倍に向上。天体ファンに人気の高い赤みの強い星雲を、特殊なフィルターを使うことなく美しく撮影することができる。4Kタイムラプス動画撮影にも対応し、星の流れる様子を高精細に記録可能だ。

エータカリーナ星雲(キヤノン提供)
上記画像は“EOS Ra”で撮影し、キヤノンの画像編集ソフトウエア「Digital Photo Professional」で編集して作成

キヤノンEOS Ra

●レンズマウント:キヤノンRFマウント
●撮像素子:CMOSセンサー
●センサーサイズ:36×24mm(35mmフルサイズ)
●有効画素数:3030万画素
●連続撮影速度:約8コマ/秒
●記録媒体:SD(SDHC/SDXC)メモリーカード
●ISO感度:ISO100~40000
●ファインダー:有機ELカラー電子ビューファインダー(369万ドット)
●液晶モニター:3.15型 TFT(210万)バリアングル式
●大きさ:135.8×98.3×84.4㎜
●重さ:660g(バッテリーとカードを含む)

This article is a sponsored article by
''.