ソニーはフルサイズミラーレスα7の高解像モデル「R」シリーズの4世代目となるモデル「α7R IV」を発表した。発売は2019年9月6日。価格はオープンで実売は40万円前後(税別)。

このα7R IVの撮像素子は新開発の裏面照射型CMOSセンサーで、フルサイズで世界初の6100万画素となる。約15ストップの広ダイナミックレンジを実現(RAW時)し、常用ISO感度はISO100〜3200とα7R IIIと同様。またボディ内手ブレ補正機構を搭載し、補正効果は約5.5段分。連写性能はAF/AE追従で秒10コマ(サイレント撮影時は最高約7コマ/秒)。4D FOCUSにも対応し、567点の位相差検出AFセンサーと425点のコントラストAFで横74%、縦99.7%のいう広範囲、高密度、高速高精度、高追従AFを実現する。またAIを駆使した機能として、進化したリアルタイム瞳AFは自動選択のほか、右目、左目を指定することも可能になった。さらにリアルタイム瞳AFの動物対応や被写体を自動認識、追従可能なリアルタイムトラッキングを新たに搭載している。シャッターは低振動、高耐久性シャッターを搭載し、約50万回のレリーズ耐久性を備えている。さらにピクセルシフトマルチ撮影では0.5画素分を移動させ16枚を撮影し、9億6320万画素から2億4080万画素を生成するという(α7R IIIは約1億6960万画素から約4240万画素を生成)。

画像1: 4世代目の7R、6100万画素に
ソニー α7R Ⅳ 発表

ファインダーも進化し、約576万ドットUXGA OLED Tru-Finderを新搭載。α7R IIIに比べ1.6倍の高解像度化を実現している。高速表示の120fpsも可能で被写体の動きをより滑らかに表示する(標準は60fps)。カスタム機能では11ボタンに113種類の機能をアサイン可能になった。ボディはトップカバー、フロントカバー、内部フレーム、リヤカバーはマグネシウム合金を採用、防塵・防滴機構はα7R IIIよりもさらに高め、電池蓋にシーリング構造を採用し、メディアカバーをヒンジ軸から二重蓋構造のスライド機構に変更、レンズロックボタンの形状変更やマウント周りへのクッション追加などが施されている。

細かなところではフォーカス枠の色が従来のグレーのみからホワイトまたはレッドから選べるようになった。さらに背面モニターによるタッチパッドのレスポンスも1.5倍高速になり、直感的な被写体選択が可能になるタッチトラッキング機能も搭載された。またグリップ形状を見直しホールド性を向上させ、AF-ONボタンの大型化や露出補正ダイヤルロックボタンの搭載、マルチセレクター、後ダイヤルの操作性の向上などが図られている。
速報は月刊カメラマン8月号に掲載。

画像2: 4世代目の7R、6100万画素に
ソニー α7R Ⅳ 発表
画像3: 4世代目の7R、6100万画素に
ソニー α7R Ⅳ 発表
画像4: 4世代目の7R、6100万画素に
ソニー α7R Ⅳ 発表

縦位置グリップVG-C4EM

画像: 縦位置グリップVG-C4EM

アクセサリーとしてα7R Ⅳ専用の縦位置グリップVG-C4EMが用意されている。このVG-C4EMはNP-FZ100バッテリーが2つ装填可能。2019年9月6日発売。価格は3万8000円(税別)。

α7R Ⅳ

●レンズマウント:Eマウント
●撮像素子:裏面照射型Exmor R CMOSセンサー
●センサーサイズ:フルサイズ(35.7×23.8mm)
●有効画素数:約6100万画素
●AF方式:ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式)
●連続撮影速度:JPEG Lサイズ EXファイン:約68枚、RAW:約68枚
●記録媒体:SD(SDHC)、microSD(SDHC/SDXC)メモリーカード
●ISO感度:ISO100-32000(拡張:下限ISO50、上限ISO102400))
●液晶モニター:3.0型 TFT(144万ドット)タッチパネル式
●大きさ:128.9×96.4×77.5㎜
●重さ:665g(バッテリーとメモリカードを含む)

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