ニコンはフルサイズミラーレス一眼のZ 7、Z 6のパフォーマンスを高めるファームウェアVer.2.0を公開した。このファームウェアは静止画撮影時の「瞳AF」に対応し、AF低輝度限界の拡張、高速連続撮影時のAE追従が可能になるという。ファームウェアはニコンサイトからダウンロードできる。

1 静止画撮影時の「瞳AF」

オートエリアAFでAF-S、AF-C設定時に、人物の瞳を検出してピントを合わせることができる「瞳AF」に対応。複数人の瞳を検出した場合は、「マルチセレクター」または「サブセレクター」でピントを合わせたい瞳を選択が可能。撮影後、画像再生中に「OKボタン」を押すとピントを合わせた瞳が拡大表示され、ピントが合っているかを容易に確認することが可能という。

2 AF低輝度限界の拡張

AFの低輝度側の検出限界値が「Z 7」は-1EVから-2EVに、「Z 6」は-2EVから-3.5EVに拡張される。暗いシーンでもより一層スピーディーなAF撮影が静止画・動画共に可能になる。また「Z 6」の「ローライトAF」使用時の低輝度限界は-4EVから-6EVまで拡張され、より暗いシーンでもAFで撮影ができる。

3 高速連続撮影(拡張)時のAE追従

「Z 7」で最大約9コマ/秒、「Z 6」で最大約12コマ/秒の高速連続撮影(拡張)で、1コマ目に固定されていたAEが、AF同様に追従する。明るさが変化するシーンでも、すべての撮影コマでピントと露出があった撮影が可能になる。

画像: ニコンZ 7とZ 6

ニコンZ 7とZ 6

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