ニコンイメージングジャパンが主催する「TopEye全国高校生写真サミット2019」が神奈川県横浜美術館を中心に2月1日(金)より3日(日)まで、全国から選抜された15校の高校写真部(1校3名で計45名の部員と顧問教諭)の参加により開催。今回で7回目となる。
画像: 「TopEye全国高校生写真サミット2019(主催ニコンイメージングジャパン)」が全国より選抜された15校の参加により、横浜美術館で2月1日(金)開幕! 2月3日(日)にグランドフィナーレ(表彰式)。

イベントの概要

このイベントは単なる写真コンテストではなく、審査員(プロ写真家)による講演、作品講評、写真部同士の交流などを目的としたもので、高校生たちの出会い、共有、共感、成長の場を提供するものだ。写真の祭典『フォト・ヨコハマ2019』」のパートナーイベントにもなっている。後援は横浜市文化観光局、高等学校文化連盟全国写真専門部など。

画像: ▲全国から15校の写真部員が横浜美術館に集結。受付の様子。

▲全国から15校の写真部員が横浜美術館に集結。受付の様子。

出場校は「2018年度 TopEyeフォトコンテスト」全4回の中で、1~3回までの合計ポイントの上位15校(1校につき、3名の生徒と1名の顧問が引率する4名体制)が選抜された。

画像: ▲新潟より参加の中越高等学校のチーム。

▲新潟より参加の中越高等学校のチーム。

2月1日(金)の開会式で発表されたテーマ(今回のチーム作品は「時代」、個人は自由)に沿って、参加者全員が同じ条件(貸し出しの機材を使用して、決められたエリア内)で撮影し、作品性を競い合い、5名の審査員(写真家)による厳正なる審査によって、各賞を決定する。

イベントは2月2日(土)の「自由撮影」や「写真家のプロレビュー」、「作品プレゼンテーション」、2月3日(日)の藤岡亜弥審査員の講演、表彰式でなどで閉会となる予定。

上記は横浜美術館レクチャーホールで一般公開もされるので、お近くの方はぜひ行ってみよう。一般公開(入場無料)されるのは、2月2日(土)15:00〜16:30「写真家のプロレビュー」、16:30~19:00「作品プレゼンテーション」。2月3日(日)10:15~11:00「藤岡亜弥氏の講演」、11:00~12:30「表彰式」。

2月1日(金)開会式より

開催の挨拶はニコンイメージングジャパン執行役員カスタマーリレーションズ本部本部長の森真次氏。学生時代に自らが撮影した作品を手に「このイベントを通して、さらに写真の楽しさ、奥深さを知ってほしい」と話した。

画像: ▲1985年当時に撮影された作品を手に挨拶する森真次本部長。

▲1985年当時に撮影された作品を手に挨拶する森真次本部長。

今回の審査員を務めるのは、写真下右から小林紀晴氏(写真家)、藤岡亜弥氏(写真家)、秋元貴美子氏(写真家・日本大学芸術学部教授)、熊切大輔氏(写真家)、ミゾタユキ氏(写真家)の5名。

画像: 2月1日(金)開会式より

各審査員によるアドバイスタイムより

開会式の後に行われた審査員の5氏による、「ポートレート撮影の基本」、「テーマに沿って、この横浜を舞台にどんな写真を撮るべきか」をアドバイスする時間帯の様子。

小林紀晴審査員のグループ。「ポートレート撮影の基本は逆光、順光だが、応用として斜光の活かした方も覚えよう。人物の鼻の左右に三角の影ができる。それをいかに読むかも考えて撮ろう」と小林審査員がアドバイス。

画像1: 各審査員によるアドバイスタイムより

藤岡亜弥審査員のグループ。「高校生らしく、元気と勇気を持って撮影しよう。人物撮影の時には黙って撮るのではなく、モデルに声をかけて、自然な表情を引き出せようにコミュニケーションを取ることも大事です」と藤岡審査員がアドバイス。

画像2: 各審査員によるアドバイスタイムより

秋元貴美子審査員のグループ。「まずはピントは確実に! そして生き生きとしたポートレートを撮影するためにはアイキャッチライトを入れることも大切。太陽の位置も考え、レフ板なども使いながら、光を読んで撮影していきましょう」と秋元審査員がアドバイス。

画像3: 各審査員によるアドバイスタイムより

熊切大輔審査員のグループ。「建物の陰でも、光が差し込む場所があります。そこの微妙な光をどう読むか、ハイライトとシャドーのバランスをどう読むかもポイントです。横浜という場所で『時代』というテーマは簡単そうですが難しいと思うので、考えて撮りましょう。人物そのものだけでなく、夕方に出る長い影を活かした作品も面白いと思います」と熊切審査員がアドバイス。

画像4: 各審査員によるアドバイスタイムより

ミゾタユキ審査員のグループ。「今、装着しているズームレンズでいろんなバリエーションを撮りましょう。特にポートレート撮影をする場合は18mmと55mmのワイド端、テレ端を状況によって使い分けましょう」とミゾタ審査員がアドバイス。

画像5: 各審査員によるアドバイスタイムより

今回の参加校(15校)

1 宮城県 宮城県白石工業高等学校
2 新潟県 中越高等学校
3 東京都 東京都立総合芸術高等学校
4 神奈川県 神奈川県立瀬谷高等学校
5 静岡県 静岡県立伊東高等学校
6 愛知県 愛知県立一宮南高等学校
7 岐阜県 関市立関商工高等学校
8 大阪府 大阪府立生野高等学校
9 大阪府 大阪府立成城高等学校
10 和歌山県 和歌山県立神島高等学校
11 広島県 広島県立庄原格致高等学校
12 山口県 山口県立下松高等学校
13 香川県 香川県立坂出商業高等学校
14 熊本県 八代白百合学園高等学校
15 沖縄県 沖縄県立浦添工業高等学校

イベントに関する情報は以下を参照

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