8月23日に公式発表されたニコンのミラーレスカメラ Z 7 & Z 6 の件で、カメラ業界は大いに盛り上がっています。でもボディの話が中心で、レンズのことはそれほどでもないようです。ならば 私・アベっちがお伝えしましょう!

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

画像1: www.nikon-image.com
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● レンズ構成:11 群14 枚( E Dレンズ 1 枚、 E D 非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり)
● 最短撮影距離:0.3m●最大撮影倍率:0.3倍● 絞り羽根枚数:7枚●最小絞り:f/22●サイズ:約 77.5×88.5mm●質量:約500g

小型ボディを活かすためF4に抑えた!

レンズは使ってみないとわからないのですが、アベっちはニコンファンミーティングのために、けっこう使い込んでいるんです。
初回に発表されたレンズは「24-70mm f/4」 「35mm f/1.8」「50mm f/1.8」の3種類。となると24-70mm f/4が標準レンズとなります。明さをF2.8ではなくF4に抑えたのは、大きくなるとせっかくボディを小型化したのにそのメリットが薄らいでしまうから。

そして高価になると、新システムを受け入 れてもらうハードルを引き上げてしまうからで しょう。 加えて、これまで手ブレ補正はレンズ内方 式だったニコンですが、Zシリーズはボディ内 5軸補正を採用しました。シャッター速度で5 段分だそうです。

ボケ像の輪郭が軟らかく背景に溶け込む!

画像: ボケ像の輪郭が軟らかく背景に溶け込む!

▲絞りF5.6 1/60秒 プラス1.3露出補正 ISO100

「開放F値が2.8でなくF4だとボケ味は期待できないよね」という人は多いです。でも、実は違います。レンズが明るいほど良いボケ味だという人は、大きくボケるほど良いボケだと思っているわけですね。でもボケの大きさとボケ味は違います。ボケ味とは背景などの輪郭が崩れている様子が美しいか否かをいいます。なだらかに崩れているものが良いボケ味です。

このボケ味でも24-70mm f/4は素晴らしい描写でした。 まずピントの合っている部分のシャープさ。そしてボケている部分の軟らかさが同じレンズとは思えないほどです。 一般には背景にこれほど玉ボケが重なるとガチャガチャした印象になるのですが、それも皆無です。ボケ像の輪郭が軟らかく背景に溶け込むように混じっているからです。

被写界震度は浅いもののシャープな描写!

画像: 被写界震度は浅いもののシャープな描写!

▲絞りF5.6 1/60秒 プラス1.3露出補正 ISO100

札幌に「しののめ」という高級な寿司屋さん があります。この店ではウニを軍艦ではなく、にぎって手渡して出してくれます。はい、と出されたところをとっさに撮りました。絞りはF4、シャッター速度は1/5秒です。照明はLEDなので、ホワイトバランスは白を優先するAWBです。最短撮影0.3m近くなので、ピントの合う範囲は非常に浅いです。 でも、しっかりシャープに写されています。 手ブレはありません。それとこの肌色!ニコンデジタルカメラ史上でもっと美しい肌色です。

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