小さいうえに俊敏なシマエナガを捉えるのは至難のワザだ。
霧氷が着いた朝にやってきたシマエナガ。気温はマイナス23℃の寒さだがα7R Ⅲはまったく問題なく作動してくれた。そしてハイライトの階調が美しい。
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■ソニーα7R Ⅲ FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSS 絞りF8 1/5000秒 WB:オートISO3200
シマエナガは北海道に暮らすエナガの亜種で、スズメよりも小さいうえ、とても動きは素早く、2秒と同じところに止まっていない。そんな小鳥を望遠レンズで追う時、α7R Ⅲのような4240万画素の高画素のカメラだと、トリミングを前提にして構図に余裕を持つことができ、画面に鳥を入れやすい。
特に飛翔カットだと、動きを見てから押したのでは、画面の隅に鳥は移動してしまっている。ちょっと広めに撮ることで、画面内に入れることが可能になってくる。なので小鳥を撮るカメラマンは高画素でありつつ、高速連写性能も合わせもったカメラを求めていた。α7RⅢはまさにそんな要望をかなえてくれたカメラだ。
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■ソニーα7R Ⅲ FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSS 絞りF8 1/5000秒 WB:オートISO3200
羽を閉じてロケットのように飛ぶことも多く、まるで落下するかのようなユーモラスな姿に見えるシマエナガ。
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■α7R Ⅲ100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSS 絞りF8 1/5000秒 WB:オート ISO3200
青空とシマエナガ。このような環境入れ込みの画から、鳥中心の構図へとトリミングで対応することもできる。
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■α7R Ⅲ EF100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSS 絞りF8 1/4000秒 WB:オート ISO3200
雪の上に降りてきたシマエナガ。ダイナミックレンジの広い画が逆光の雪の質感を美しく表現してくれる。
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■α7R Ⅲ EF100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSS 絞りF8 1/5000秒 WB:オート ISO3200
今回の作品はこんな撮影状況から生み出された!
北海道の氷点下20℃の中、カモフラージュ・テントの中でじっとシマエナガを待つ小原さん。今回の作品はこのような状況から生まれたもの。
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小原さんによれば「8時間を3日間待機していても、合計で3分間くらいしか撮影できなことも珍しくありません」とか。シマエナガの撮影は防寒対策はもちろん、一瞬を逃さないための忍耐力も必要となる想像以上に過酷なものだ。
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撮影現場での動画はこちら
月刊カメラマン2018年2月号「ソニーα7R Ⅲでシマエナガを撮る!」
youtu.be今回の撮影で使用した機材はα7R Ⅲ+FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSS
ソニーα7R Ⅲ
●裏面照射型 有効画素数4240万画素フルサイズCMOSセンサー
●AF/AE追従 最高約10コマ/秒 高速連写
●399点 像面位相差、425点コントラストAFセンサー
●最高5.5段 光学式5軸ボディ手ブレ補正
●常用ISO感度 100~32000(拡張ISO50~102400)
FE100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSS
●”Gマスター”超望遠ズームレンズ
●リングドライブSSMと2つのリニア・モーターで撮影者の意図に即応する高速・高精度AFを実現
さらにソニーのαシリーズの世界を知るなら「α Universe」へ
小原さんがα7R Ⅲでシマエナガを撮影し、そのカメラとレンズの魅力を「α Universe」で語ってくれています。下のアイコンをクリックすると 「α Universe」へジャンプします。
撮影と解説は写真家・小原玲さん
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プロフィール
東京都生まれ。茨城大学人文学部社会科学科を卒業。報道写真家として、天安門事件、湾岸戦争、ソマリアの飢餓などを取材。天安門事件の写真はLIFE誌の「The Best of LIFE」 に選ばれた。内外の雑誌で活動した後に、アザラシの赤ちゃんとの出会いを契機に動物写真家に転身。1990年の「アザラシの赤ちゃん」(ネスコ/文藝春秋)は大ヒットとなり、日本でのアザラシの赤ちゃんブームの火付け役となった。20年以上に及ぶカナダでの流氷の取材を通して、地球温暖化の目撃者となり、流氷の異変を著書や講演などで伝えている。日本ではホタル前線を追って撮影を続け、写真集「螢 Light of a Firefly」(ワニブックス)や、NHKハイビジョン特集「ホタル舞う日本-ホタル前線を行く」などで紹介されている。写真集、著書は多数。
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