タムロンは35mm判フルサイズデジタル一眼レフカメラ対応の大口径標準ズームレンズ『SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2(Model A032) 』(以下Model A032)を発売する。希望小売価格は、税別15万円。発売日はニコン用が2017年8月2日、キヤノン用が9月2日を予定。
画像: ▲A032は性能の向上はもちろん、「SPモデル」らしい上質な外装の仕上がりも魅力だ。 www.tamron.jp

▲A032は性能の向上はもちろん、「SPモデル」らしい上質な外装の仕上がりも魅力だ。

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タムロン Model A032は大口径標準ズームの魅力を「すべて盛り」!

前モデルのModel A007(2012年6月発売)は、手ブレ補正機構「VC」を搭載して、話題を呼んだが、今回のレンズ(A032)は新制御システム「デュアルMPU」を採用することでクラス最高の手ブレ補正効果5段と精緻なAF合焦と快適なAFスピードを達成した。

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レンズ構成は12群17枚。コンパクト化と諸収差を良好に補正するXR(Extra Refractive Index:高屈折ガラス)2枚、望遠側で生じやすい軸上色収差や広角側で問題になる倍率色収差を低減するLD(Low Dispersion: 異常低分散)レンズ3枚を採用。

さらに球面収差や歪曲収差を効果的に補正し高画質を実現するGM(ガラスモールド非球面)レンズ3枚、複合非球面レンズ1枚を使用。より透過率の高い硝材を採用し、優れた色の再現性と描写性能を実現している。

A032の新制御システムでは手ブレ補正処理専用のMPUを追加したデュアルMPUシステムを採用し、システム全体の演算能力が向上。

そして信号処理能力が高いDSP(Digital Signal Processor)ブロック内蔵MPUを採用したことで、速やかかつ精緻なAF性能と確実な手ブレ補正効果を達成している。

さらにカメラからの信号に対するレスポンスと精度に優れたAF性能を実現するため、高速なデジタル信号処理が可能なDSPブロック内蔵MPUを採用している。

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A032は大口径標準ズームの幅広い使用状況を考慮して、屋外撮影で便利な防汚コートや簡易防滴構造の採用、そしてフードロックの機構を搭載することで高性能レンズに相応しい利便性を追求している。

そしてA032はレンズ本体に内蔵したモーターで絞り羽根を駆動・制御する電磁絞り方式をニコン用レンズに採用。より精密な絞り駆動が可能となった。(キヤノン用は既に電磁絞り方式を採用)

タムロン Model A032のMTF曲線

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タムロン Model A032の主な仕様

■焦点距離: 24-70mm
■明るさ: F/2.8
■画角(対角画角):
84°04' - 34°21' (35mm判フルサイズ一眼レフカメラ使用時)、
60°20' - 22°33' (APS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラ使用時)
■レンズ構成: 12群17枚
■最短撮影距離: 0.38m
■最大撮影倍率: 1:5
■フィルター径: φ82mm
■最大径: φ88.4mm
■長さ: 111mm (キヤノン用)、108.5 mm (ニコン用)
■質量: 905g (キヤノン用)、900g (ニコン用)
■絞り羽根:9枚 (円形絞り)
■最小絞り: F/22
■手ブレ補正効果: 5段 (CIPA規格準拠) 、
キヤノン用:EOS 5D MarkⅢ使用時、ニコン用:D810使用時
■標準付属品: 花型フード、レンズキャップ、レンズポーチ
■対応マウント:キヤノン用EFマウント/ニコン用Fマウント

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